11月に入り、北日本ではすでに雪が積もっているところがあります。本格的な冬はこれからになりますが、この後の雪の降り方はどうなるのか。12月〜来年3月の降雪傾向をお伝えします。 今シーズンは、弱いながらもラニーニャ現象が予想されています。そのため、西日本を中心に寒気が流れ込みやすい傾向にあります。ただ、寒気は強弱を繰り返すため、シーズンを通して見ると、気温は北日本で平年並か平年より高い、東・西日本では平年並となる予想です。 降雪量は広範囲で平年並の予想ですが、気温が平年並か平年より高い北日本の日本海側では、平年よりやや少ない予想です。一方、関東甲信や西日本の日本海側では平年よりやや多い予想となっています。この要因は、12年ぶりに発生している黒潮大蛇行とラニーニャ現象です。 黒潮大蛇行が冬季まで続いた場合、日本の南岸を通過する低気圧が、首都圏に寒気を引き込みやすいコースをとることが多くなります