倒壊した校舎の下敷きになり、救助を待つ男子生徒=ロイターハイチの首都ポルトープランス郊外で7日、学校が倒壊した現場で救出活動を行う人々=AP 【シアトル(米ワシントン州)=堀内隆】カリブ海の国ハイチからの報道によると、首都ポルトープランス郊外で7日、キリスト教会が運営する学校の校舎(コンクリート製、3階建て)が倒壊し、AP通信によると、生徒ら少なくとも30人が死亡した。多数の生徒が生き埋めになっており、死者は大きく増える見込みだ。 この学校には幼稚園から高校までの約500人が通っており、事故は午前の授業中に起きた。原因は今のところ不明だが、APによると8年前にも校舎の一部が崩れる事故があり、倒壊を恐れて近くの住民が引っ越す動きがあったという。地元の市長はAPの取材に、建物の構造に問題があったとの見方を示した。