イラストレーションや表現を巡る状況や価値観は、常に時代によって変化を見せている。 インタビュー中編では、著作権違反としては同じく侵害の可能性がある「二次創作」が許される一方で、て「トレパク」をはじめとする”盗作”がなぜ批判されるのかを、文化的な背景を含め、改めて論理的に説明した。 しかしながら「二次創作」にかつてあった「お目こぼしを受けている」という感覚は、次第に世間から薄れていっているのもまた事実だ。 「トレパク」を誘発する業界構造 イラストレーター中村佑介が警鐘する「トレパク」の本質 他者の著作物を無断でトレース(なぞり描き)し、盗作する行為を意味する言葉「トレパク」。 この語は10年以上前から存在し… 中村佑介さんが長年、イラストシーンの最前線で活躍し続けている理由は何か。あくまで「トレパク」を題材にした取材だったが、後編のインタビューでは、その理由についても考えさせられる内容となっ