五月上旬、東日本大震災で被災した東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町)を訪れると、二号機と三号機のタービン建屋の外壁に、鉄骨の足場が組まれていた。また、原発の岸壁では重油タンクが横倒しになっていた。 女川原発近くに建つ民家は徹底的に破壊され、津波の激しさを物語っている。 地震と津波被害について東北電力に確認すると、横倒しになった重油タンクは「暖房用の重油タンク」で、非常用電源とは直接関係ない施設。一方、三号機タービン建屋外壁の足場は、「地震の揺れで、タービン建屋の(圧力を調整する)ブローアウト・パネルが開いてしまった」ため、それを閉めた上で足場を組んでいるという。 ブローアウト・パネルは、非常時に建屋内の圧力が高まった際、圧力を逃がすため自動的に”パカッ”と開くのだが、今回は地震の揺れで開いてしまったそうだ。同様の設備は、タービン建屋のほか、原子炉建屋にも装備されている。 放射性物質が大
圧力上昇時に放射性物質を放出するブローアウト・パネル――福島原発で機能せず建屋爆発に(週刊金曜日) http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/464.html 投稿者 虎丸花蜂 日時 2011 年 6 月 08 日 19:44:51: ZoHfPWCwONHuo 五月上旬、東日本大震災で被災した東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町)を訪れると、二号機と三号機のタービン建屋の外壁に、鉄骨の足場が組まれていた。また、原発の岸壁では重油タンクが横倒しになっていた。 女川原発近くに建つ民家は徹底的に破壊され、津波の激しさを物語っている。 地震と津波被害について東北電力に確認すると、横倒しになった重油タンクは「暖房用の重油タンク」で、非常用電源とは直接関係ない施設。一方、三号機タービン建屋外壁の足場は、「地震の揺れで、タービン建屋の(圧力を調整する)ブローアウ
事故発生直後は、私はプリンストン大学関係の核物理の専門家の人々とディスカッションを続けながら、アメリカでの見方をこの欄を中心にレポートしてきました。その後は、一旦事態を静観していました。ですが、ようやく「工程表の第1ステップ」が確認できる状況に近づいたという発表も出たこの時期、改めて未解決の疑問点についてお話ししたいと思います。 何よりも、日本のエネルギー政策や、原子力技術の輸出の継続など、大きな方向性の決定を行うためには、今回の事故の原因と経過について、客観的な評価を確定することは極めて重要ということもあります。 いまだに気になるのは「ベント」の問題です。ベントはどうあるべきで、実際はどのようにされたのか、あるいはされなかったのか? 水素爆発時の放射性物質飛散がたいへんに広い範囲に及んでおり、様々な被害が議論されるようになった現時点で、改めてこの問題は重みを持ってきています。 この問題に
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