昨年、「インフルエンザワクチンは打たないで」(双葉社)の著者・母里啓子(もりひろこ)さんに伺った内容の一部をご紹介した取材記を書きましたが、インフルエンザの動向が気になる季節に入って以来、そのページへのアクセスがグンと増えておりました。 (http://report.seiko-masuoka.net/?cid=30645) 実は、取材記を読んで、あるコメントが寄せられました。それを受けて回答させて頂いていたのですが、皆さんにも読んで頂きたいなぁと思い、以下に転記する事に致しました。 《頂いたコメント》 インフルエンザ脳症:小4女子児童が死亡 今シーズン県内初--五泉市 /新潟 五泉市の市立小4年の女子児童(10)がインフルエンザ脳症で死亡していたことが5日分かった。同市健康福祉課が明らかにした。県によると、インフルエンザによる死亡は今シーズン初めて。 同市によると、児童は12月28日、高
「日本を襲ったスペイン・インフルエンザ 人類とウイルスの第一次世界戦争」 速水融著 藤原書店 2006年2月発行 4410円(税込み) 「史上最悪のインフルエンザ 忘れられたパンデミック」 アルフレッド・W・クロスビー著 西村秀一訳 みすず書房 2004年1月発行 3990円(税込み) 本欄、前々回に消えた年金問題を扱った回には、非常に大きな反響をいただいた。一方、前回の高病原性鳥インフルエンザの回は、前々回ほどの反響は来なかった。 年金は金の問題であり、高病原性鳥インフルエンザは命の問題だ。どちらが大切かといえば命に決まっている。にもかかわらず、年金問題により大きな関心が集まった理由はおそらく、年金問題は起きてしまっているが、高病原性鳥インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)はまだ起きていないということだろう。 いくら専門家が「いったんパンデ
2008年3月9日 毎日新聞社主催で「新型インフルエンザ」に関する緊急シンポジウムがありました。場所は大阪北区の毎日新聞社社屋内のオーバルホールでした。 はじめに京都産業大学の大槻公一教授による基調講演がありました。大槻先生は「京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター長」をしておられます。 プロジェクターに投影して詳しく説明がありました。 すべてのインフルエンザウイルスの起源は、鳥類特にカモなどの水鳥が保有する鳥インフルエンザウイルスであると考えられているそうです。 通常の鳥インフルエンザウイルスは鳥類に対しては激烈な病原性を持っていない。 本来の宿主でない鶏の間でたまたま感染を続けていたH5あるいはH7のウイルスが、鶏に対して強い病原性を獲得した場合に、変異を起こして強毒鳥インフルエンザウイルスになる。 この代表例がH5N1亜型インフルエンザウイルスです。 このウイルスがユーラシア大陸及
2008年3月10日 毎日新聞社主催の新型インフルエンザと日本の現状シンポジウム続きです。 大槻京都産業大学教授の基調講演の後、大槻先生も参加してパネルディスカッションに入りました。パネリストは、池脇準一京都府農林水産部理事、清水恒弘京都市立病院感染症科部長、本田茂樹株式会社インターリスク総研主席コンサルタントの方々です。 コーディネーターは、渡邊悟毎日新聞社編集委員でした。 パネリストが自己紹介をした後、基調講演に対するそれぞれの感想を述べられ、池脇準一京都府農林水産部理事からは、2004年2月、京都府の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザの事態と収拾の過程をパワーポイントで報告がありました。 その後、コーディネーターから、 1、発生をいかに遅らせるか。 2、正しい知識と認識をもつこと。 啓発、啓蒙にどうやって取り組むか。 3、個人でどう守るか。などについて問題提起がありそれぞれの立
■経緯・趣旨・概要 ■お知らせ[08/05] ■FAQ ■お問い合わせ ■本プロジェクトのお誘い ■参加申込・報告基準 ■日本地図による週集計 ┣ 総数表示 ┗ 有志一人当たりの報告数表示 ■タイプ別の報告数グラフ ┣ タイプと報告数の推移 ┗ A/Bの割合 ■いろいろな分析 ■都道府県の有志数 ■感染症週報との比較 ■報告週対応表 ■書類・症例の控え用紙 ■ML感染症DBメールニュース ┗ バックナンバー ■ブックマーク ■管理者:西藤なるを (Since 2005/11/03) presented by Children Research Online 2024年08月20日(火) ● 医学・医療・医薬 ファイザー:インフル・コロナ混合ワクチン、後期試験で主要目標未達成 https://jp.reuters.com/markets/global-markets/RHULKFPYRVOX
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
新型インフルエンザが大流行するのは時間の問題だと騒がれはじめて、もう何年になるだろう。いまだに流行しないところを見ると、ハテナということは既に述べた。 ところでもしも大流行したとしても、実際には漢方的にかなり防御可能ではないかという根拠がある。 温病学的には、温熱の病邪は口鼻より入るとする考えは、現代西洋医学知識と一致するもので、抗ウイルス薬のリレンザは、直接、咽喉に薬物を吸い込ませて咽喉粘膜部分でウイルスの増殖を防ぐ方法で成立するものである。 これとほとんど同様な方法が、天津感冒片などの銀翹散(ぎんぎょうさん)製剤を用いてトローチ代わりに少量を咽喉の粘膜に付着させる方法で、通常の風邪やインフルエンザを防御して成功して来た実績が、そのまま新型インフルエンザにも通用することが十分に想像できるはずである。 タミフル耐性のインフルエンザウイルスがヨーロッパで席捲しているというニュースが流れている
タミフル耐性ウイルスによるインフルエンザの小規模流行の発覚以後、横浜市衛生研究所は定点観測医療機関を増やすなど、サーベイランスを強化している。しかし耐性ウイルスが検出されたのは1月28日の検体からのみで、その後は、3月3日(第9週検査)まで1度も検出されていない。 同研究所長の豊澤隆弘氏は「耐性ウイルスの流行は局地的なもので、既に終息したと考えられる。流行を起こした株は、海外からの流入ではなく、日本で独自に変異したものだったのではないか」などと話している。 タミフル耐性インフルエンザウイルスによる小流行は、横浜市衛生研究所が今年1月末に実施した感染症発生動向調査のサーベイランスで発覚。耐性株であることは、ウイルスの遺伝子検査で確認された。タミフル耐性ウイルスに特異的とされる、ノイラミニダーゼ遺伝子上の変異(H274Y変異)があった。検体は国立感染症研究所に送られ、現在、薬剤感受性試験などが
東京経済大学名誉教授 色川大吉先生のゼミナールより展開しているグループ『フォーラム色川』日々の活動内容や時事問題を紹介して行きます from 2007/9/26 2/27 『週刊 金曜日』トークライブに行きました LOFT-Aの存在を知って約1ヶ月。。。。 その間に2/27を入れて4回足を運んだ換算になります。 “自分ってこういうの好きなんだなぁ~”と思い、いつまで財布が続くのかやや不安になりながら阿佐ヶ谷へ 「クスリで殺されないために」 1部 薬害肝炎 お店に到着したときには、薬害肝炎弁護団が作成した、映像が流れていました。終了後、トークライブへ 正直、C型肝炎の問題に関しては、個人的な知識は新聞、一般報道程度の知識しかありません。(昨年末、川田議員の呼びかけで首相官邸に足を運んだことが、唯一積極的におこなったことですか) 司会は佐高 信さん。 まず、薬害肝炎弁護団の鈴木弁護士にこれまで
kikulogの■浜六郎氏の本を送って頂いた(ので批判する) というエントリーのコメント欄で、日本の新型インフルエンザ対策が話題に上がった。「タミフルが本当に危険な薬であるかどうかと、パンデミックが起きるか起きないかとはまったく独立な問題である」という、きくちさんの意見に賛成である。付け加えれば、通常のインフルエンザに対するタミフルの有用性と、パンデミック時のタミフルの有用性も異なる。タミフルが異常行動や突然死を起こしうる薬だったとしても、パンデミックのときには有用性がリスクを上回るということもありうる。普通のインフルエンザはたいていの場合は自然に治癒するものであるが、新型インフルエンザもそうとは限らない。 諸外国ではタミフルはあまり処方されないと聞く。kikulogでも紹介された菅谷憲夫の論文*1によると日本では「毎年のインフルエンザ流行に対して,世界のoseltamivir*2生産量の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く