【認知症治療】平川亘先生講義 ★軽度認知障害(MCI)の かんたん 未来予測 ①将来 アルツハイマーになるMCI・・自分は全く正常だと思っている。自分は家族より上であるという雰囲気 ②アルツハイマー(AD)になりにくいMCI・・物忘れを自覚している。家族に申し訳ないという家族より下の雰囲気 ③将来...
アルツハイマー型認知症のもの忘れは、喪失する記憶の範囲が広く、忘れた内容に対して思い出しにくい・徐々に記憶障害が進行することなどが特徴で、進行しにくい加齢によるもの忘れとは違いがあります。 軽度認知障害(MCI)との関連は? 軽度認知障害とは、認知症の一歩手前の状態です。 軽度認知障害はMCI(Mild Cognitive Impairment)とも呼ばれます。 MCIでは、認知症における物忘れのような記憶障害が出るものの症状はまだ軽く、正常な状態と認知症の中間と言えます。 よって、アルツハイマー病におけるMCIとは、アルツハイマー型認知症になる一歩手前の段階であると言えるでしょう。 これまでの研究の結果では、MCIの段階でもアルツハイマー型認知症と同様にその原因である脳内アミロイドベータの蓄積が認められました。 セルフチェックとしては 客観的に1つ以上の認知機能(記憶、言語、実行機能、見
傾眠傾向とは、高齢者に多い軽度の意識障害のひとつで、ウトウトしているときに声かけや肩をポンッと叩くような軽い刺激で意識を取り戻す状態のことを言い、傾眠・昏迷・半昏睡・昏睡の4段階(場合によっては5段階)の意識障害レベルがあります。傾眠は意識障害のレベルの中では最も軽度の状態です。 【意識障害のレベル4段階】 (1)傾眠 傾眠は、声かけや肩を叩くなど、外部からの軽い刺激で目を覚ます状態です。そのまましばらく何もしないで放っておくと眠ってしまいます。 (2)昏迷(こんめい) 昏迷(こんめい)は、大声での呼びかけや、体を揺するなどの強い刺激に対して反応する状態のことをいいます。 (3)半昏睡(はんこんすい) 半昏睡は体を強くつねるなどの強い刺激を与えたときに、避けようとする、顔をしかめるなど、身体の一部が反応する状態です。 (4)昏睡(こんすい) 昏睡は、まぶたを閉じたままで、外部からの刺激に対
―MMSE(Mini-Mental State Examination)- AD=アルツハイマー型認知症 VaD=脳血管性認知症 DLB=レビー小体型認知症 FTD=前頭側頭型認知症 MCI=軽度認知症【概要】 ・ホプキンズ大学のFolstein夫妻により開発され、世界的に最も使用されている認知機能の簡易スクリーニング検査で、5~10分程度で評価でき、30点満点で評価される。23点以下が認知症疑いである。 【注意点】 ・認知機能障害のスクリーニング検査には練習効果がある。(学習し、本来の認知機能の結果より高い得点となってしまう) 1.点数 ・30 点満点で評価される ・23 点以下:認知症疑い(感度 81%、特異度 89%) ・27 点以下:MCI 疑い(感度 45~60%、特異度 65~90%) ⇒この場合他の検査(MOCA-J 等)にて評価する必要性が高い ・言語機能 29 点、構成課
現代の高齢化社会において多くの人悩みの種であるアルツハイマー型認知症。 その早期発見の手法としてVSRAD(ブイエスラド) という検査法はご存知でしょうか? VSRADは、MRI画像のコンピュータ解析を用い脳の萎縮度を調べることで認知症の可能性をテストする検査です。通常の通常のMRI検査に延長してできる検査法ですから、注射なども必要なく痛みもありません。 しかし詳しくはあまり知らない方も多いはず。 そこで、この記事ではVSRADについて、概要・注意点・費用などの観点から総合的に解説していきます! この記事を最後まで読めばVSRADについてはバッチリです! VSRAD(ブイエスラド)の概要 VSRAD(ブイエスラド)とは、MRIの検査データを使ってアルツハイマー型認知症の原因である脳の萎縮を調べる検査です。アルツハイマー型認知症の重症化を防ぐために重要な早期発見にも効果的と言えます。 VSR
「軽度認知障害(MCI)」の人は、全国に約400万人。放っておくと4年間で約半数が認知症に進むといわれる。このMCIの早期発見と認知症への移行予防に役立つと期待されているのが、「強めの筋トレ」だ。MCIは、もの忘れはあるが日常生活には支障がない状態。いわば認知症の予備軍だ。約15年間、介護予防教室などで運動指導をしている総合能力研究所の本山輝幸所長は、MCIの人には共通する身体的特徴があるとい
1.認トレとは? 脳の研究が進み、認知機能の維持・向上によいものが何かがわかってきました。人間の脳は、何歳になっても鍛えられるというのが最近の通説です。計算やパズルなどの脳トレの他、身体を動かすことによる脳への刺激や食事など、様々な手段で私達は認知機能を維持・向上させることができます。 一方で、これらの脳に良い活動はがむしゃらに取り入れたらよいかというと、そうではありません。自分自身の状態を知り、自身に併せたメニューで取組むことが大切です。また、取り入れ方も大切で、同じ活動でも小さな工夫を加えるだけで、その効果が大きく変わります。 例えば、運動は1人で行うより複数人で行った方が脳の活性効果が高いと言われています。これは、他者を意識することで刺激される神経分野があるため、脳の活性化を促進しやすいためです。 ひろかわクリニック(宇治駅前MCIクリニック)で提供している認知症予防メソッド「認トレ
長寿科学研究に関する情報を提供し、明るく活力ある長寿社会の実現に貢献します。 第4章 認知症の予防 1.危険因子 公開月:2019年10月 桜美林大学 老年学総合研究所 所長 国立長寿医療研究センター 理事長特任補佐 鈴木 隆雄 1.はじめに(認知症の危険因子と予防戦略) 認知症は加齢に伴って増加し、特に70歳以上では指数関数的に増加する。認知症では患者本人や家族の生活に大きく影響するとともに、社会保障費の視点からも、予防対策の具体的、標準的方法の確立が急がれている。予防対策確立のためには認知症に対する危険因子(Risk Factor:リスク)の明確化が必須となる。 一般的に予防対策は「一次予防」、「二次予防」、「三次予防」の3つのステージに割り付けられる。認知症発症の予防の視点からは「一次予防」および「二次予防」が重要である。「一次予防」は危険因子の出現していない時期にリスクを発生させな
インターリハ開発部です。 今日も私たちの記事を読んでくださいまして、ありがとうございます。 みなさんは、MCIという言葉はご存知でしょうか。 MCI(Mild Cognitive Impairment)は、軽度認知障害です。 MCIは年齢相当より認知機能が低下しているが、 日常生活は自分で行うことができる状況です。 その後、認知症になる危険性が高い状態を指します。 ただし、MCIから回復する方も多く、平均すると約25%の高齢者がMCIから正常の認知機能へと戻ります。 認知症予防はできるだけ早くから取り組んでいただきたいですが、 とくにMCIの状態の方には、より積極的な予防対策を講じていただきたいです。 地域の中にMCIの方がどれくらい含まれるかを全国調査した結果では、 約20%の高齢者がMCIと判定されました。 地域で元気そうに暮らしていても、 5人に一人はすぐにでも認知症予防の取り組みを
診療時間 月・金(午前のみ)火水土(午前・午後) 午前 10:00~14:00/午後 16:00~20:00 <休診> 木日祝 月・金曜午後(訪問診療) rTMS治療(反復経頭蓋磁気刺激療法) チラシのダウンロード 磁気刺激によるうつ病(うつ状態)の治療です。 NHKクローズアップ現代での紹介 一度のお試し・相談だけでも大丈夫です。ご興味がある方は電話で相談を受けております。または、問い合わせフォームから、メールアドレスか電話番号、件名に「rTMS相談希望」と記入し送信してください。当院から御連絡させて頂きます。 ※一日に複数回(最大3回)のセッションを行う加速型rTMS(Accelerated rTMS)を開始しました。実施期間の短縮が可能です。 研究『加速型rTMS: 治療抵抗性うつに対する治療の可能性』 「オンライン講座」 日時:毎週水曜(クリニックの休診日は休講)
今週発売のサンデー毎日でシロスタゾールの軽度認知障害に対する多施設共同医師主導治験について記事が掲載されています。 私、認知症の専門家でもありませんが、コメントを掲載していただきました。 以前同薬の観察研究がNHKで紹介された時に、非常に多くの患者さんからお問い合わせがあったので、患者さん向けにわかるようなパンフを作成し、ブログで公開したところ、大変な反響がありました。この回は、現在でもアクセス数歴代最高です。 http://dobashin.exblog.jp/20021616/ このブログのこともあって、私に取材が回ってきたものと思われます。 一町医者としましては、シロスタゾールを使う機会も、認知症の方を見る機会も大変多く、前向き研究で有効性が証明されることには期待がかかりますが、いっぽう、同薬は頭痛、動悸などの副作用の懸念もあります。そうした臨床医としての期待と若干の懸念について述べ
物忘れ、睡眠障害で大学病院を受診したところ、レビー小体型の認知症疑いと診断され、認知症薬の処方を受け症状はどうにか抑えているものの、徐々に認知機能が悪化しているので症状を改善したいと、再生医療を希望されました。 MMSEという認知機能試験を行ったところ、25/30ポイントで認知機能の低下症状が明らかなレベルでした。テストの中には暗算で100から7づつ引いていくものがありますが、計算が正しくできずに100の次が86と誤ってしまい、その次は「私何をするんでしたっけ?」というような状況でした。他院に通院治療されていましたが、症状の改善が見られないこともあり、再生医療で補完することになりました。 ①2019/4/15 脂肪採取脂肪組織採取/血清用採血⇒即日、院内細胞培養室にて幹細胞培養。順調に育成し、約1カ月後に第1回目の投与となりました。 MMSEテストスコア 25/30点 MCI(軽度認知障害
MCIや軽度アルツハイマー型認知症の方に初診時から積極的に抗認知症薬を処方することは滅多にない。 これまでの自身の臨床経験と複数の研究報告から、「抗認知症薬は取り扱い要注意の薬だ」と考えているからである。 ここでちょっとおさらい。 現在、アルツハイマー型認知症に使える保険適応の抗認知症薬は4種類ある。 ドネペジル(アリセプト) リバスチグミン(リバスタッチパッチ・イクセロンパッチ) ガランタミン(レミニール) この3種類を、「コリンエステラーゼ阻害薬(ChEI)」と呼ぶ。 そして、もう1種類が「メマンチン(メマリー)」。これは、「NMDA受容体拮抗薬」と呼ばれる薬である。 今回紹介する研究は、ChEIを取り上げたものである。 軽度アルツハイマー病に対するコリンエステラーゼ阻害薬のベネフィット|医師・医療従事者向け医学情報・医療ニュースならケアネット 対象は、MCI-AD(臨床認知症評価法[
前回紹介した認知症グレーゾーン(MCI・軽度認知障害のことを示す)の人は、「めんどうくさい」とは直接言わず、もっともらしいエクスキューズ(言い訳)を言うようになるのも特徴です。 たとえば、カラオケが大好きで近所の仲間も集まるカラオケ喫茶に通っていたのに、突然行かなくなってしまった。「どうしてやめてしまったの?」と家族が聞くと、正座がつらい、腰が痛い、早起きがつらい、カラオケ仲間に嫌な人がいるなど、適当なことを言ってごまかします。本当はただめんどうくさいだけなのに、やらないことに何らかの理由をつけて正当化しようとするのです。 やらなければいけないことを先延ばしにするときも同じです。「明日は銀行へ行って手続きをする」と言っていたご主人が、翌日になってもなかなか出かけないので、「早く行ったほうがいいですよ」と奥さんが声をかけると、「雨が降りそうだから、今日はやめた」などと言ってやめてしまう。 お
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く