米軍の新型輸送機オスプレイの着陸帯建設に反対する住民を描いたドキュメンタリー映画の上映会に、横浜市教委が後援名義を出していた問題で、市教委がイベントに後援名義を出すにあたり、今後は内容の詳しい報告を申請時に求めることができるよう、審査基準を定めた要綱の変更などを検討していることが13日、分かった。 市教委によると、変更を検討しているのは、後援名義の審査基準や申請手続きを定めた要綱。 現行でも、申請書に事業計画書や収支予算書、広報計画書などの添付を義務付けているが、後援を取り消した映画について、市教委は「提出された事業計画書などからは、市教委が後援するのにふさわしくない内容だとは読み取れなかった」と説明していた。 市教委は今回の問題を受け、要綱とともに申請書類も見直し、後援を出すイベント、作品などの内容をより詳しく把握できるようにするほか、不適切な後援を取り消す場合の手続きも明確化する方針。
川崎市とJR東日本は29日、市中心部と臨海部を結ぶJR南武支線での新駅建設や、子育て支援施設の設置を進めることなどを盛り込んだ包括連携協定を締結した。昭和62年の国鉄民営化後、JR東日本が自治体とこうした街づくり全般にわたる協定を結ぶのは初めて。 協定は、市内の地域と鉄道の持続的な発展に向けて連携・協力を推進するため、(1)鉄道と沿線ブランドの向上(2)地域の暮らしの安全・安心の向上(3)低炭素化・スマート化(4)公共交通の利用促進が4本柱。 新駅は、JR南武支線の川崎新町-浜川崎駅間(約2キロ)、同市川崎区の小田栄地区に設置。同地区は新たに商業施設やマンションなどの建設が進んで人口が増えており、利便性を向上させる。駅名は「小田栄駅」(仮称)で、平成27年度の開業を目指す。 新駅設置により、小田栄地区から新宿までの所要時間は9分短縮され48分になる。1日の乗降客数は約3500人を見込んでい
トリノ五輪フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さんが24日、昨年11月の出産後初めてとなるスケート教室を、横浜赤レンガ倉庫イベント広場(横浜市中区)の特設リンクで開き、公募で集まった約30人の小中学生にスケートの楽しさを伝えた。 教室の冒頭、荒川さんは華麗なスピンを披露しながら登場。「お尻を(後ろに)出しちゃだめだよ」「お顔が見えるように、上を向いてみて」と話しかけながら、子供たちの習熟度にあわせて簡単な滑り方やジャンプなどを教えた。 最後に子供たちは、リンク上で荒川さんと記念撮影し、満面の笑みを浮かべていた。スケートを始めて2年という小学3年生の富岡ひおりちゃん(9)は「体の軸を真っすぐにすることを教えてもらった。荒川さんみたいにきれいに滑れるようになりたい」と話していた。 「出産による内面的変化がどう(演技の)表現面で出ていくか楽しみ。早く自分のスケート感覚を取り戻したい」と語る荒
川崎市は20日、平成29年2月から実施するとしていた中学校給食について、最大で10カ月延期すると発表した。東日本大震災の復興需要や東京五輪・パラリンピック関連の建設需要の急増により、建設資材や人材が不足、給食施設建設の遅れが見込まれるため。中学校給食の実施は、25年11月に就任した福田紀彦市長の選挙公約の一つだったが、現任期中の完全実施はなくなった。 ◇ 「言い訳がましいことは言いたくない。(実施時期が)ずれたことは事実で、本当に残念だ」 20日の定例会見で、延期を発表した福田市長は、こうくちびるをかんだ。 今回の見直しで、市内3カ所に設置する給食センターのうち、南部の稼働開始は29年9月、中部と北部は福田市長の現任期の後となる同年12月に延期されることになった。 市は現在、家庭からの弁当持参を基本としているが、福田市長が就任した直後の25年11月、市内52の全ての市立中学校で中学校給食を
大阪府守口市の市立小学校で昨年から今年にかけ、小学5年生の2つの女子グループが、同級生の女児や男児二十数人に対し、給食に異物を混入するなどのいじめや嫌がらせを繰り返していたことが26日、市教委への取材で分かった。一部の保護者からは「子供が給食を食べて嘔吐(おうと)した」という声も上がっており、学校は5年生全員を対象に健康被害の調査を始めた。 市教委によると、2つの女子グループは昨年6月から今年4月にかけ、女児の靴に画びょうを入れたり、給食に髪の毛を入れたりするいじめを繰り返した。学校は昨年5月に女児の保護者から相談を受けたが、実態を確認できず、今年4月の2度目の調査でようやくいじめを把握したという。 グループの女子らがいじめを認めたため、学校は加害児童の保護者らとともに女児側に謝罪。女児は今年6月から1カ月間不登校になり、一時復帰したが、11月に他校に転校した。 一方、2つのグループは今年
高校で使われている倫理の教科書に、浄土真宗の宗祖、親鸞との師弟関係をめぐる不適切な記述があるとして、法然を宗祖とする浄土宗(京都市東山区)が4月から調査研究に乗り出すことが分かった。大半の記述は「法然が親鸞より劣るという誤解を招く」と判断した。発行元に訂正を求めることも視野に入れる。教科書記述に対する宗教界からの異例の反論だが、結末はいかに-。 文部科学省によると、平成26年度に使われている高校倫理の教科書は6社7冊。このうち6冊は、親鸞が師匠である法然の教えを「徹底」または「発展」させたと解説している。 こうした表現に対し、浄土宗の一部僧侶らが「法然は不徹底で教えが未完成と受け取れる」と批判。「高校生に先入観を植え付け、将来の信仰にも影響を与えかねない」として、宗派に対応を求めていた。 浄土宗は、宗教に関する寛容の態度などを定めた教育基本法の精神にもそぐわない表現だと判断。27年度から、
県教委は、県立高校の生徒が大学の授業を受講したり、企業でインターンシップに参加したりした場合に、高校での単位として認めることを盛り込んだ県立高校改革基本計画を策定した。生徒の多様な学習ニーズに対応し、主体的に学ぶ姿勢を促す狙いがある。平成27年度中に実施計画を策定し、具体的な内容やスケジュールを詰める。 現在は、同一校で定時制の生徒が通信制の授業を受けたり、特定校の夏期集中講座を受講すると単位が認定されるケースはあるが、基本計画では、例えば、普通科高校の生徒がほかの総合学科高校や工業・農業・商業などの専門学科高校、大学、企業などで学んだ場合、単位取得を認めることを検討している。 基本計画は、生徒の多様性を尊重し、個性や能力を伸ばす質の高い教育の充実▽魅力ある学校づくりを一層推進する学校経営力の向上▽少子化社会の中で生徒に望ましい教育を推進する県立高校の再編・統合-を3つの柱に、生徒の学びと
県教委は15日、スマートフォン向け無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて女子生徒と私的に連絡を取ったうえ、教室でキスをするといったわいせつ行為をした県央地区の県立高校の男性教諭(27)ら2人を免職の懲戒処分とし、交流サイト(SNS)や携帯電話の使用指針を策定する方針を示した。 教諭による生徒へのわいせつ行為防止策として、埼玉県教委がラインによる生徒らとの私的連絡を原則禁止することを9日付で通知。神奈川県教委では「埼玉の例を参考にしたい」としている。 県教委によると、男性教諭は昨年7~8月にかけ、教室で女子生徒を抱きしめ、キスをした。女子生徒とは部活動の連絡用にラインを使用していたが、学校生活の悩みなど私的相談を受けるようになっていた。 また、県内公立中学の男性教諭(39)は昨年8~9月、複数回にわたって自家用車内で女子生徒を抱きしめ、そのうち1回はキスをして太ももを触った。女子生徒と
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第67回全日本バレーボール高校選手権大会は5日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で1回戦40試合が行われた。県代表男子の橘は玉野光南(岡山)にストレート勝ち。女子の大和南は磐城第一(福島)に快勝し、伊勢原は京都橘(京都)に敗れた。6日の2回戦は、男子の橘が石川工(石川)と、女子の大和南は高知中央(高知)と対戦。1回戦シードの男子・荏田は大塚(大阪)と戦う。 ◇ ▽男子1回戦 橘 2 25-21 0 玉野光南(岡山) 25-18 橘は第1セット序盤、エース杉山敏の強烈なスパイクや、柴田のクイックなど的を絞らせない多彩な攻撃で相手を圧倒。しかし、「気の緩みが出てレシーブの精度が落ちた」(中村監督)後半から、相手の攻撃が決まり始める。一気に点差を縮められるも、何とか逃げ切り、このセットをものにした。 第1セット終盤の悪い流れを断ち切ろうと臨んだ第2セットだったが、ミス
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第67回全日本バレーボール高校選手権大会は7日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で3回戦と準々決勝の計24試合が行われた。県代表女子の大和南は3回戦で熊本信愛女学院(熊本)を接戦の末フルセットで下したが、続く準々決勝では大阪国際滝井(大阪)にストレートで敗れ、ベスト4入りは果たせなかった。 ◇ ▽女子3回戦 大和南 2 33-31 1 熊本信愛女学院 23-25 (熊本) 25-20 ▽女子準々決勝 大阪国際滝井 2 25-19 0 大和南 (大阪) 25-18 ◇ 強豪・熊本信愛女学院との3回戦は、互いに一歩も引かない熱戦に。大和南は第1セットを33-31で奪取するが、第2セットは23-25で失いタイに持ち込まれる。勝負の第3セット、自慢のツーセッターが機能し、中丸や市川が次々とスパイクを決めリードを広げ、大激戦を制した。 勢いに乗りたい準々
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第67回全日本バレーボール高校選手権大会は6日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で2回戦32試合が行われた。県代表女子の大和南は、高知中央(高知)と対戦し、ストレート勝ち。男子の橘は石川工(石川)と、荏田は大塚(大阪)と対戦したが、善戦及ばず敗れた。7日の3回戦は、大和南が優勝候補の熊本信愛女(熊本)とベスト8入りをかけて激突する。 ◇ ▽女子2回戦 大和南 2 25-18 0 高知中央(高知) 25-20 大和南は第1セット序盤、宮田の速攻や高さを生かしたブロックで着実に点を重ねる。中盤、白井のトスから宮本が速攻を決めると、そこから一気に波に乗り、相手を突き放した。終盤にも白井が3連続でスパイクを決めるなど、このセットを危なげなく先取した。 ミスから先制点を許した第2セットは、第1セットと打って変わって相手の流れに。しかし、「ゆっくり楽しもう」と盛んに声を掛け
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