モスバーガー(運営:モスフードサービス)が赤字に転落した。2023年3月期通期の営業利益は前期比98.8%減の4100万円、最終赤字は3億1700万円。他の外食チェーン同様に原材料費の高騰や急速な円安によるコスト増が利益を圧迫したが、同社特有の事情もある。 消費経済アナリストの渡辺広明氏は「モスバーガーは“手作り感”を重視しているため、人件費増にも配慮が必要です」と指摘。マーケティング戦略の不調も響く。回復のカギはどこにあるのか。 関連記事 「高い」「1人で入ろうと思わない」 セットメニューを「100円引き」、ケンタランチの功績 定番のセットメニューをランチ時のみ「100円引き」で提供するケンタッキー。「高い」「1人で入ろうと思わない」というイメージの払しょくにつなげる。 「一度食べればファンに」 バーガーキングが「毎日・朝昼夜」安いセットメニューを提供するワケ バーガーキングの通常より安