図書館で、読みたい本のタイトルはわかっているのに、いざ書架の前に立つと目当ての一冊が見つからない。あの妙な心細さを味わったことがある人は、少なくないはずです。検索はとうにデジタル化されたのに、最後の数メートルだけは、いまだに自分の足と目で埋めるしかない。その空白に、一台のロボットが入ってこようとしています。大阪工業大学の図書館に、この夏、期間限定でやってくる「Romi」。高さ約120センチ、8言語を話し、検索した本の棚まで一緒に歩いてくれる案内役です。しかも調べてみると、このロボットの素性そのものが、少し込み入っていました。開発したのは韓国の企業、世界の図書館へ紹介しているのは米国に本社を置く老舗、そして迎え入れるのは日本の大学。棚のあいだを進む一台の背後には、国境をまたいだ思惑と技術が折り重なっています。 大阪工業大学は図書館大宮本館に、図書館支援ロボット「Romi」を2026年7月15

