宿題をやっていたら、とっぷりと日が暮れていた。まさか四十半ばにもなってこのようなことをやるなんて、10年前には思いもしなかった。ちなみに英語である。もうわからないまま一生を終える気まんまんだったはずなのに。 大学というところは、どこも英語と体育は必修である。英語の場合は1科目1単位で8単位をとらなくてはならない。今回のミッションは、映画「ローマの休日」を字幕なしで、おおよその内容がわかるようになるというものだ。 しかし僕は中学生のころは学校をサボっていて、じゃあ高校生のころはサボっていなかったのかと問われると、それはそれでサボっていて、なおかつ実業系の高校だったので、週2回しか授業がなく、そういう学校だったので、座っていればとりあえずOKだったのだ。 それから30年近く経ち、大学教育の門をたたき、いざ英語の勉強となったとき、自分の置かれている状況の厳しさに直面することとなる。まず”品詞”の