東京都千代田区霞が関1丁目で16日午後11時10分ごろ、政府の中央合同庁舎6号館から出火し、東京地検が入る10階事務室の机1台とパソコン2台が燃えた。関係者によると、この事務室は地検特捜部の事務官の部屋で、スプリンクラーが作動し、周囲は水浸しになった。紙の資料も焼損したという。けが人はいなかった。地検と警視庁、東京消防庁が原因を調べている。 警視庁や東京消防庁によると、事務室は出火当時、無人だった。火災報知機が作動して警備員や消防が覚知。消防車20台が出動し、消火に当たったという。 関係者によると、現場では複数のパソコンのコードがコンセントに挿し込まれたままになっていた。断線したコードもあったという。何者かが事務室に侵入したような痕跡はなく、漏電などの可能性が高いという。今後、地検や警視庁が詳しく調べるとみられる。 東京地検は17日、消防などの出動を受けたことについて「深くおわび申し上げる