ロシアと戦うウクライナの兵士から悲鳴があがっている。砲弾が不足し、侵攻を食い止めるのが難しくなってきたためだ。ウクライナ東部ドンバスの決戦はどうなるのか。 【動画】ロシア兵らが物資を略奪 商店押し入り続々、防犯カメラが撮影 ドンバス地方のうちルハンシク州をロシア軍が7月初め、完全掌握したと発表した。プーチン大統領は「ロシア系住民が虐殺されている」と主張、国民へのアピールを狙ってドンバス全域の占領を急ぐ。残るドネツク州の攻防が今後の焦点だ。 「兵士の命を守るため」。ウクライナ軍司令部はルハンシク州撤退の理由をこう説明した。ロシアから激しい砲撃、空爆をあび続けたためだ。 ルハンシク州では主要都市セベロドネツクの戦いが焦点だった。部隊がロシア軍に包囲されかけ、ウクライナ軍は撤退を決めた。その大きな原因が砲弾不足だった。 ウクライナ軍の砲弾不足は1カ月前には表面化していた。軍情報部門トップがアメリ