【蘇澳(台湾北東部)=源一秀】東日本大震災の被災地に多額の義援金を寄せてくれた台湾に感謝の気持ちを伝えようと、日本の大学生と会社員の6人が与那国島(沖縄県)から約120キロ・メートルの海域を約50時間かけてリレーで泳ぎ、19日朝、台湾宜蘭県の蘇澳に到着した。 発起人は、全日本ライフセービング選手権大会で優勝経験のある神奈川県茅ヶ崎市の会社員、鈴木一也さん(31)。台湾から世界最高額とみられる約67億台湾ドル(約173億円)の義援金が被災地に寄せられたことに感謝の意を示したいと企画し、ほかの5人が賛同した。 被災地の岩手、宮城、福島の3県知事からは、馬英九総統と台湾の人たちに向けたメッセージが6人に託された。