【ミステリーレビュー200冊目】最高で最低の深い絆、闇夜を照らす悲しい太陽のひかり #白夜行 ■白夜行を読むにあたって 今回再読3回目です。最初に読んだときは何の予備知識もなかったのですが、あまりの衝撃に、すぐにもう一回再読したのを覚えています。 東野圭吾先生は人の絆を描くのがとても上手な作家です。親子愛、男女愛、家族愛、友情、上司と部下など… ミステリーなので悲劇のつらい話は多いですが、最後には前向きになれる、そんなお話が多いです。 しかし本作は一切前向きにはなれません。圧倒的にダークな物語です。 それゆえ、東野圭吾先生の最高傑作という方も多い作品です。かくゆう私も本作が東野圭吾作品の中で断トツの第一位です。 ※名作過ぎて今更ではありますが、構成などを語っていますので、若干のネタバレの可能性があります。未読の方はご注意ください。 ■レビュー 冒頭で悲しい事件が起き、二人の少年少女が不幸に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く