福岡市の昭和のレトロな風景を集めたフォトブックが、市内の書店などで注目を集めている。発行は企画・制作などを請け負うアソシエ(福岡市博多区東比恵4)。 同社の益田啓一郎さんが、福岡市内の絵葉書を趣味と実益を兼ねて収集、体系的に研究しており、「ギンギラ太陽’s」の公演の時代考証の協力をはじめ、西日本鉄道の100年史の製作にも協力。天神に2010年開業予定のパルコの工事中の仮囲いにも、益田さんがアーカイブした写真などが使われている。 フォトブックは2007年11月に第1弾を発売以来、中高年層を中心に口コミで注文が増え、昨年8月に第2弾を発売。6冊の累計販売部数は15,000冊を超え、今回約1年ぶりに第3弾の発行に至った。これまでに約900通にのぼる感想文が届くなどの反響を経ている。 今回発行されたのはシリーズの7・8巻で、要望の多かった花電車のある風景を収めた初のカラー版「福岡市内線の沿線風景」