民主党衆院議員の山岡賢次国会対策委員長が秘書給与の肩代わり疑惑を報じた「週刊新潮」の記事で名誉を傷つけられたとして、新潮社側に1千万円の損害賠償などを求めた訴訟で、山岡氏側が東京地裁(大段亨裁判官)に請求放棄を申し立て、地裁が10日に認めていたことがわかった。 山岡氏は12日、記者団に対し、請求放棄の事実を認めた上で「全部弁護士に任せている。毎日忙しく、裁判をメーンにやっていくわけにはいかない」などと話した。代理人の田宮甫弁護士も「記事が事実に反し、名誉を著しく損なうものだったので提訴したが、時間がなく裁判所に迷惑をかけるため、断腸の思いで訴訟を終結した」との談話を出した。 2009年3月12日号の週刊新潮によると、山岡氏は00年12月、栃木県真岡市長選で立候補を予定していた福田武隼氏の自宅を訪ね「うちの秘書は秋から応援をしている。応援費用として600万円を支払ってほしい」「6カ月で4