書店員芸人カモシダせぶん(本が好きな人用) @kamo_books 「三体Ⅲ 死神永生」発売おめでとうございます!!! 1年半前太陽光線が鏡に反射して家が全焼してた時、持ってた小説が「三体」でした! 家は直りましたが、現在家計が火の車なので、1日の給料日まで買うのはお預けです! pic.twitter.com/wfc0my9ZFh
ティモンディ前田裕太×大森望が語る、『三体』シリーズを最後まで読むべき理由 「宇宙の果てまで長い旅をした」 劉慈欣『三体』3部作は、世界的にヒットした。異星の三体文明が地球を侵略しようとしていると判明する『三体』。人類が対抗しようと「面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)を発動する『三体Ⅱ 黒暗森林』上下。その背後で侵略艦隊にスパイを送りこもうと「階梯計画」が実行される『三体Ⅲ 死神永生』上下。長い時間にまたがり、広大な宇宙へ、いくつもの次元へ物語が展開するこの中国SFは、圧倒的に面白い。とはいえ、全5巻の巨編であるだけに途中で挫折する人もいるようだ。そこで今回、『三体』の熱烈なファンである芸人のティモンディ・前田裕太氏と、同作の日本語訳チームのアンカーを務めた大森望氏に、あらためて作品の魅力を語ってもらった。(円堂都司昭/6月20日取材・構成) 前田「5分間くらい昇天しちゃった」
いまやゲームファンにとって、非常に認知度の高い言葉となった“サイバーパンク”。定義には諸説ありますが、ネオン看板が立ち並ぶ摩天楼に、体の一部を機械化したり、電脳化した人々と、アンドロイドが共存する世界……といったビジョンが浮かぶ方は多いはずです。 やはり、その名をタイトルに冠した2020年発売のゲーム『サイバーパンク2077』のメガヒットは、このジャンル名の浸透に大きく貢献したように思います。しかし、とくにインディーゲームシーンでは、“サイバーパンク”な世界を舞台とした名作は、それ以前からいくつもありました。 『VA-11 Hall-A ヴァルハラ』や『RUINER』、『2064:Read Only Memories(2064: リードオンリーメモリーズ)』などは、それらを代表する作品群と言えるでしょう。 そんな名作揃いの“サイバーパンクなインディーゲーム”に新たに名を連ねるのが、今回レビ
1月15日、ついに北京市で新型コロナの感染者が確認された。18日にはさらに3人の感染者が確認され、冬季五輪を控えた首都は厳戒態勢となっている。 だが、彼らが過去2週間に訪れた場所や勤務先名、行動履歴が公表されると、ネット上では「なんと!これはまさに、あのSF小説の内容とそっくりじゃないか!」「切なくて、やりきれない話だ……」といった声が広まり、話題となっている。 対照的な2人の感染者の行動履歴 公開された詳細情報の一部は以下の表で見ることができる(表の左が1月15日に感染が確認された女性、右が18日に確認された男性の行動履歴)。 中国メディア「豆辯」より筆者引用 優雅に暮らすエリート女性が第1の感染者 上の表の左側の女性は北京市内のオフィスビルで働くエリート銀行員。1月1日は中国も祝日だったが、『全聚徳』という有名な北京ダックの店で優雅にランチを食べ、ショッピングを楽しんでいる。 この表に
宇宙の春 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:ケン リュウ発売日: 2021/03/17メディア: Kindle版本作『宇宙の春』は、中国と米国、作家と翻訳家を股にかけて活躍する作家ケン・リュウの日本オリジナル短篇集第四弾である。独立した話の短篇集なので、もちろん本書から読んでも問題ない。第二弾、第三弾の短篇集が分厚かったことの反動か、今回は300p全10編とコンパクトになったが、その分シンプルに質の高い作品が揃っている。第一〜から第四冊までを並べた時に、第一と並ぶぐらい好きな巻となった。 作品の発表年としては2011〜20年のものが揃っている。全体をざっくり紹介しておくと、詩的に宇宙の壮大なスケールを歌い上げるような作品もあれば(「宇宙の春」)、未来のシミュレーションを行うSFプロトタイピング的な作品あり(「充実した時間」)、731部隊を「過去に起こったことを一度だけ実体験できる」特
<2015年にヒューゴー賞を受賞し、世界的なベストセラーとなった『三体』の著者、劉慈欣が綴る「自分をSF作家の道へ歩ませた5冊の書物」。意外にも、その1冊はSFではない。本誌「人生を変えた55冊」特集より> 書籍が各人に与える影響はさまざまだが、自分の人生の道を決定する本こそ最も重要である。一人のSF作家として、私は自分をSFの道へ歩ませた書物を紹介したい。 まずジュール・ベルヌの大機械小説。ベルヌのSF小説はその対象から大きく2つに分類できる。1つは科学探検小説、もう1つは大きな機械を描写する小説。後者はよりSF的内容を備えており、私に最も大きな影響を与えたのが『海底二万里』である。 『海底二万里』 ジュール・ベルヌ[著] 邦訳/岩波書店ほか (※画像をクリックするとアマゾンに飛びます) このタイプの小説に現れる大機械は、等しく18〜19世紀の蒸気技術と初期の電気技術を基礎としている。お
文:ハコオトコ 立原透耶(たちはら・とうや)作家・翻訳家 1969年生まれ。ファンタジーなど幅広い作品を執筆。「ひとり百物語」シリーズ(メディアファクトリー)など著作多数。華文SFの翻訳も長く手掛け、最近も中国語圏の作家の作品を翻訳した『時のきざはし 現代中華SF傑作選』(新紀元社)を出版。 戦後、ソ連の影響を受けた中国SF ――翻訳・監修に多くの人が携わった「三体」シリーズ邦訳版ですが、立原さんは主に和訳された文章と中国語の原書と乖離が無いか、固有名詞やルビのミスが無いかなどをチェックする「総監修」を担当しました。華文SFに造詣が深く、翻訳も長く手掛けてきた立原さんですが、まずは三体の背景にある中国のSF事情、歴史を教えてください。 第二次世界大戦後、中国ではソ連のSFが最初に(大々的に)影響したと思います。同じ共産国として中国の目指す科学技術立国、「頑張ったらこんな良い未来があるんだよ
パートワンの三体から、それほど間を置かずに拝読しました。 あれほどのクオリティで、しかも三部作! 僕は一発目の衝撃の大きさゆえ、まだ二発も玉を持っているという作者に、人間を超えているかのような恐ろしさすら感じたものです。 SF的解釈やストーリーについて語るなら、相応しいかたがゴマンといることでしょう。 僕が読みながら感じていたのは、キックボクシングで言えば、ワン、ツー、ロー、の巧みさでした。 右利きで説明すると、左手ジャブ、右手ストレート、右足ローキック、の黄金のコンビネーションになります。 この作者、作中全てに於いて、ワン、ツー、ロー、を出し続けるのです。 これは決して単調、というのでは無く、老練なコンビネーションで読者を嬲り続けます。 そして絶妙なタイミングとスカしの複合コンボを発動。 長い作品なので薄々来ることを予見しているのに、見えない角度の左ハイキックで、バッサバッサと伏線回収と
せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。http://seidansha.com ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュース、楽しいニュースをお届けします。 バックナンバー一覧 今、中国SFがアツい。劉慈欣のSF小説『三体』が世界を席巻中で、3部作である本書の累計発行部数は2100万部。オバマ前大統領やマーク・ザッカーバーグもファンであることを公言している。さらに中国SF映画「流浪の地球」が世界興収760億円を突破した。このように中国SFが世界を席巻している理由と、そこから見える中国の今を、書評家であり、『三体』の翻訳も手がけた大森望氏に聞い
全世界で記録的な販売部数を記録し、日本でも発売以来注目を集める中国発の本格SF小説『三体』(早川書房)。日本でのヒットを記念して、著者の劉慈欣(りゅう・じきん)さんを招いた特別講演会を開きます(株式会社早川書房/公益財団法人早川清文学振興財団主催)。 イベント概要 日時:10月12日(土)19時30分開演(開場は19時)、21時終演予定 会場:文京シビックホール・小ホール(東京都文京区春日1丁目16-21 文京シビックセンター2F) 定員:325名(応募者多数の場合は抽選) 参加費:無料。ただし入場の際に聴講券が必要です 出演:劉慈欣、大森望(司会)ほか ※本講演は同時通訳が入ります 応募方法 郵便番号・住所・氏名・年齢・職業を明記のうえ、ハガキかメールでお申込み下さい。応募者多数の場合は抽選で、当選者には聴講券を発送します。 1.ハガキの場合 〒101-0046 東京都千代田区神田多町2
昨年11月に中国・北京で行われた「オデッセイ」プレミア上映会の様子。(左から)セバスチャン・スタン、リドリー・スコット監督、マット・デイモン、チェン・シューが駆けつけた 公開中の「オデッセイ」などハリウッドの大作映画で、中国のキャストや風景などの中国色が目立つ作品が増えてきた。背景には、中国の巨大な映画市場とその特殊性がある。 「オデッセイ」は、火星にたった一人残された男のサバイバルを描いたSF作品。その作品で、中国は救出計画の鍵となり、プロジェクトの成否を心配そうに見守る中国人群衆の姿が何度も映し出された。 評論家「違和感覚えた」 映画評論家の秋本鉄次さんは「『70億人が彼の還りを待っている』というキャッチコピーなのに、米国以外は中国ばかり。まるで米中共同救出作戦のようで、違和感を覚えた」と語る。 こうした傾向は数年前から続いている。中国製の宇宙船が活躍する「ゼロ・グラビティ」(2013
2013年9月7日、新京報によると、米テキサス州で行われた第71回世界SF大会で1日、2013年のヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作品が発表された。中国系作家の劉宇昆(Ken Liu)氏が昨年「紙の動物園」(The Paper Menagerie)でヒューゴー賞・ネビュラ賞の短編小説部門で受賞したのに続き、今年も「もののあわれ」でヒューゴー賞(短編部門)の受賞を果たした。 ■小説は日本文化を背景に 「もののあわれ」は地球滅亡後の25歳の若者、唯一生存した日本人が宇宙船に乗って新しい他の星へ行く物語だ。小説では彼の子供時代と、船に乗るのを待つ現在の彼との2つの時間軸が描かれている。 「もののあわれ」の主人公は数少ない日本文化の継承者だが、米国文化が主流の環境で生活しており、そのため周囲の様々な事柄に溶け込めずにいる。劉氏はここで文化の不平等の問題を深く論じている。小説の構造は複雑ではないが細やか
その昔、爆発漁法に使う爆弾作りの最中に事故に遭い、両腕を失ってしまった51歳の中国人男性、Sun Jifaさん。 彼は失った両腕を取り戻すため、廃棄された鉄材やその他素材を加工、自らの手で自らの義手を造り上げてしまったのだ。 現代のサイバネ技師というか、機械鎧技師というか。 逆境にあってもくじけない、こういう強かさはぜひ見習いたいところ。 【関連】 多関節の5本指が動くロボットアームの義手 靴紐を結べる、ガラスのコップを持てるロボット義手 セグウェイの発明者ディーン・カーメンが開発中のロボットアームの義手 Luke それでも彼は止まらない、カナダのパラリンピックのCM映像 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20.
今日、ツイッターでこういうツイートを読みまして。 今、銀英伝読み返すと、ヤンは民主党支持者なんだろうなーって確信できて、物凄く香ばしい気分になれます(笑)less than a minute ago via Tween Favorite Retweet Reply地雷魚 Jiraygyo そもそも野党も議会もなくて、どう考えても中国共産党の一党独裁体制がモデルの自由惑星同盟。あんなのが民主主義とか説教しているのだものなー(笑)less than a minute ago via Tween Favorite Retweet Reply地雷魚 Jiraygyo この地雷魚さんという方はコンサバの人でして、リベラルの私とは政治的意見が合わないことが多いのですが、仰っていることには筋が通っていて色々と勉強になるので、リスペクトをもってフォローさせていただいている次第なのです。 で、まあ、銀河英雄
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く