【読売新聞】 柚木麻子さん(43)の小説「BUTTER」(新潮社)と、王谷晶さん(44)の「ババヤガの夜」(河出書房新社)が、英国推理作家協会のダガー賞(翻訳小説部門)の最終候補作に選ばれた。日本の出版社などが29日、発表した。世界

第7回ことばと新人賞の作品募集を、2025年5月20日昼12時から開始します。 このnoteでは、応募受付まで1か月をきった「ことばと新人賞」の応募要項についてお知らせします。 「ことばと新人賞」は、今回リニューアルします! 応募要項をご確認のうえ、ふるってご応募ください。 「ことばと新人賞」リニューアル内容 ・選考料(2500円)がかかります。 ・応募上限数(130作)が設定されました。 ・選考委員が分担して読みます(下読みなし)。 ・担当した選考委員がコメントをつけます。 *************** 第7回ことばと新人賞 応募要項 ***************・募集作品 未発表の小説(400字詰め原稿用紙70~200枚) 同人雑誌やネット上に発表したもの、自費出版したものは対象外とする(ただし、大幅に改稿したもので、別作品と認められるものは可)。 ・募集開始 2025年5月20日
『DTOPIA』で第172回芥川賞を受賞した安堂ホセさん(30)が15日夜、東京都内で記者会見に臨み、受賞の喜びを語った。主な一問一答は以下の通り。 --受賞された今の気持ちは 「うれしいです」 --「最も過剰かつテーマがてんこ盛り」という選評。この作品で目指した小説としての完成度とは何か 「1個のテーマで小説に対しての完成度とか、純文学だとよくあるんですけど、『それもうなんか良くない?』みたいな気持ちがあって。完成度とかは、いったん無視して書きたいというのが今回の挑戦だと思います」 --過去の作品よりも時間、空間的に広がりがあった。小説の可能性がどういうふうに広がったか 「わりとリアルタイムで起こったこととかを小説に入れる形を初めてとったんですけど、意外と何入れても小説って壊れないな、みたいな」 --発表作がすべて芥川賞にノミネートされての受賞。どう思うか 「(芥川賞は)文学を盛り上げる
From left to right clockwise; Sayaka Murata, Makoto Shinkai, Toshikazu Kawaguchi, Asako Yuzuki Composite: Guardian Design/Getty Images/iStockphoto/CSA Images RF/SHINCHOSHA/Alamy/ Junya Inagaki /Fourth Estate/Picador/Penguin/ From left to right clockwise; Sayaka Murata, Makoto Shinkai, Toshikazu Kawaguchi, Asako Yuzuki Composite: Guardian Design/Getty Images/iStockphoto/CSA Images RF/SHINCHOSHA/Ala
14日、一部の保守団体がソウル中区の駐韓スウェーデン大使館前で、ハン・ガン氏へのノーベル賞授与を決めたスウェーデン・アカデミーを糾弾する集会をおこなっている=オンライン・コミュニティーより//ハンギョレ新聞社 韓国の一部の保守団体が、ハン・ガン氏のノーベル文学賞受賞をめぐり、「歴史歪曲作家にノーベル賞を与えた」と主張し、駐韓スウェーデン大使館前で抗議デモをおこなっていたことが分かり、眉をひそめられている。 17日にユーチューブに投稿された映像を見ると、大韓民国愛国団体協議会、国家非常対策国民委員会、太極旗革命国民運動本部などの6つの保守団体は14日、ソウル中区(チュング)の駐韓スウェーデン大使館前で記者会見を行い、ハン・ガン氏にノーベル文学賞を授与したスウェーデン・アカデミーを糾弾している。参加者は10人あまりで、60~70代と推定される。 彼らは「大韓民国歴史歪曲作家ノーベル賞、大韓民国
使えるものは骨までしゃぶれ、とばっちゃんも言っていたので、こんなことをしました。 日時:2024年8月9日(金)21時~(予定。眠かったら寝る) 目的:第171回芥川賞の選評を読み、敗北を抱きしめる。 対象:8月9日発売『文藝春秋』2024年9月号 第171回芥川賞選評 ルール: ①初読とする。 ②自作の選評を掲載順に読み、それぞれの感想をつれづれなるままに本ドキュメントに記入していく。引用については著作権法に則った範囲でのみ行う。 ③会終了後、本ドキュメントはクローズし、誤字脱字やなんかバカなこと書いちゃって恥ずかしい文章など修正したものをnoteにアップする予定。 以下、初読の文章をやや手直しして掲載します。当たり前なんですが、受賞しなかった作品への言及は短いので、あんまりたいしたこと書いてなくってすみません...。次はもっと長く言ってもらえるよう… *** (*引用は断りがなければ全
第171回芥川賞・直木賞の候補作が発表され、直木賞ではSNSに小説を投稿して話題を集める麻布競馬場さんの作品が初めて候補に選ばれました。 芥川賞の候補作に選ばれたのは、 ▽朝比奈秋さんの「サンショウウオの四十九日」 ▽ミュージシャンとしても活動する尾崎世界観さんの「転の声」 ▽坂崎かおるさんの「海岸通り」 ▽向坂くじらさんの「いなくなくならなくならないで」 ▽松永K三蔵さんの「バリ山行」 の5作品です。 朝比奈さん、坂崎さん、向坂さん、松永さんは初めて候補に選ばれ、尾崎さんは2回目の候補です。 一方、直木賞の候補作には ▽青崎有吾さんの「地雷グリコ」 ▽SNSに小説を投稿して話題を集める麻布競馬場さんの「令和元年の人生ゲーム」 ▽一穂ミチさんの「ツミデミック」 ▽岩井圭也さんの「われは熊楠」 ▽柚木麻子さんの「あいにくあんたのためじゃない」 の5作品が選ばれました。 青崎さん、麻布さん、岩
「自分が受賞して以降の芥川賞に価値はない」 こう言ってはばからなかった。後年は芥川賞のことを“文春一大カラ祭り”とくさすようにすらなっていた。没後、遺品の整理に立ち会った編集者が言う。 「芥川賞の正賞は開封もされていませんでしたよ」 「おりこうバカ」の編集者=サラリーマンどもめ! “大学を出ただけで文学に碌に愛着もない” “中卒”の西村さんからすれば、大学を出ただけのサラリーマン編集者は、罵倒と揶揄の格好の対象だった。因縁をこじらせた某誌編集長には「吹けば飛ぶような小男馬鹿」「蟹味噌に意地汚い小男」「バカッター発言でおなじみの小男」と、もはや愛着かと思われるほど執拗に誌面で侮蔑を重ねた。 対談の名手としても知られた。お相手は壇蜜さん Ⓒ文藝春秋 また別の編集者には「キモ貝」とのあだ名を与えただけではあきたりず、彼の好んで食すカレーを“公衆便所の便器飛び散りカレー”と評した。 計5回も一方的
「もう死んでやるとか、小学生のときはマジで思ってました。いろいろな意味で生きていくのが苦しくて、とにかく家族の圧をすごく感じて。中学受験にも失敗しました。だからいつも怒りのような感情が心にありました。中学生のころからそれを吐き出すための言葉をときどき携帯のメモ機能に入れていたんですが、ある日その〝怒り100%のメモ〟を見返したら、すごく短絡的で稚拙に思えて、こんな感情をもっとうまく表現できないかな、と考えて辿り着いたのが小説で表現することでした」 樋口さんは二〇〇七年生れの現在十七歳、『泡の子』は初めて書いた小説です。 「怒りのメモ以外に、何かを思いつくたびに携帯のメモ機能に〝表現の断片〟として残してきました。それがたくさんたまって──三〇〇以上かな──テーマもトー横に絞られてきたので、断片と断片をくっつけて、不必要なところは省いて、いろいろな結末に向かっていたものをまとめていったら、最終
全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2024年本屋大賞』の大賞作品が10日に発表され、『成瀬は天下を取りにいく』(著者:宮島未奈 新潮社)が大賞に選ばれた。同作は宮島氏のデビュー作品となっており、都内で行われた授賞式に参加した宮島氏は「滋賀のみなさん、見ていますかー!?」と興奮しながら、物語内容にちなみ「(主人公の)成瀬はM-1に挑戦するのですが、M-1を獲った芸人さんたちはM-1覇者として活動していく。本屋大賞は(小説家にとって)M-1だと思っているので、これから本屋大賞作家としての看板を背負っていきいます」と喜びとともに責任を感じていた。 この記事の写真はこちら(全11枚) 『成瀬は天下を取りにいく』は、滋賀県大津市を舞台に主人公・成瀬あかりの中学2年生の夏から高校3年生の夏までを描いた物語。中2の夏休みの始まりに成瀬が、コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映
本屋大賞は今年で20周年だ。 私も第1回目から投票に参加し、第2回目からは発表式にも参加している。ここ3年はコロナでそれも叶わなかったが、今年2023年は4年ぶりに参加できそうだ。 投票皆勤賞なだけで一参加者に過ぎないのだが、その視点からの思い出を簡単に残しておこうと思う。細かいことを書けばきりがないので、ざっくりとしたものだ。 第1回(2004年) 「本の雑誌」で本屋大賞の開催を知ったのだが、それは私が気づいたのではなく、確か師匠(故・児玉憲宗さん)から「こんなのが始まるらしいぞ。投票しようや」と言われて参加した気がする。 当時は規模感も分からなかったので、投票も手探りだったと記憶している。 投票した作品で明確に覚えているのは、伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』だった。当時、私は伊坂さんをめっちゃ推してて、この時から「いつかは本屋大賞を獲って欲しい」という想いを抱いていた。この年は
作家の伊集院静(いじゅういん・しずか)さん(本名西山忠来=にしやま・ただき)が24日、亡くなった。73歳。関係者を通じて発表した。葬儀は近親者のみで執り行われる予定。 妻で女優の篠ひろ子(75)は本名でコメントを発表。「いつもお世話になっております皆様へ」と題し、「突然のご報告となりますが、11月24日伊集院静は永い旅に出てしまいました。かねてより肝内胆管がんの治療をしておりましたが、残念ながら回復に至りませんでした。自由気ままに生きた人生でした。人が好きで、きっと皆様に会いたかったはずですが、強がりを言って誰にも会わずに逝ってしまった主人のわがままをどうかお許しください。最期まで自分の生き方を貫き通した人生でした。私たちに寄り添って2人だけの時間を作って下さった皆様、そして応援してくださったファンの皆様に心より礼を申し上げます。ありがとうございました」とつづった。 伊集院さんは先月27日
第128回文學界新人賞 受賞作品「ハンチバック」 親が遺したグループホームで裕福に暮らす重度障害者の井沢釈華。Webライター・Buddhaとして風俗体験記を書いては、その収益を恵まれない家庭へ寄付し、Twitterの裏垢では「普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢」と吐きだす。ある日、ヘルパーの田中に裏垢を特定された釈華は、1億5500万円で彼との性交によって妊娠する契約を結ぶ――。 療養生活という名の引きこもり 取材は市川さんが両親と暮らす自宅で行われた。お母さんに案内された部屋で、市川さんと目が合った瞬間、その射貫くような眼差しに気圧された。市川さんは筋疾患先天性ミオパチーという難病により、人工呼吸器を使用しているため、発話に大変な体力を使い、リスクもある。そのため取材も、あらかじめメールで回答をもらい、補足のみ、最小限お話いただく形をとった。 目力の強さはそれが市川さ
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