タグ

ブックマーク / kasuka.hatenadiary.jp (6)

  • 本屋大賞への雑感 - ブックスエコーロケーション

    屋大賞 決まりましたね。今回は投票できませんでしたが、翻訳小説分門が設立されたということで気にしてはおりました。ただまぁ相変わらず読書家の方々からの謗りを免れないようでそのことがどうにも複雑です。どうして複雑なのか考えてみるに、おれは一般にを読む人よりかは読んでいるユーザーであり、そういう方々ばかりを相手にするわけではないバイヤーであり、見果てぬ夢たるクリエイター志望というまだら模様の人間であるのだなということでした。次回以降自分自身がどのようにこの賞に関わっていくのか今のところはっきりしませんがこう考えておけば、もやもやを少しでも解消できるのではないかと思い、メモします。 屋大賞はそのイベント性において芥川賞に似てきたのではないか、と。都知事と同じような、読書家たちにとってのヒールの役割と、「『小説にいくらかの興味や郷愁はあるけれど、普段は読まないし読む糸口もない』と感じるひとたち

    本屋大賞への雑感 - ブックスエコーロケーション
  • 『ストロボライト』青山景 - ブックスエコーロケーション

    ストロボライト 作者: 青山景出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2009/08/04メディア: 単行購入: 15人 クリック: 237回この商品を含むブログ (73件) を見る 君が好きになったのは、――当に<私>? だから書かなくてはならない。知るために。 夜行列車で「過去」を書き続ける小説家・浜崎正。大学時代に出会った<町田ミカ>は、映画『Q9』のヒロイン・桐島すみれにそっくりで……。現実なのか、夢なのか。 雑誌『CONTINUE』での連載を経て、遂に待望の単行化。 女の子が抜群にかわいい。つか、この表紙はとてもいいです。読書メーターでこのブログの右側に表示させておくだけではもったいないと思ったので、ひさしぶりに漫画にも言及してみる、というか、久しぶりに語ることのできる要素の多い漫画だったということなのかもしれない。このごろは漫画をただ、物語を消費するためだけにがしがし読んで

    『ストロボライト』青山景 - ブックスエコーロケーション
  • SF小説を書くにあたって。 - ブックスエコーロケーション

    勢いで書いたプロットを精査するためには他者の視点が非常に重要です。昨夜先輩と後輩に見てもらい、何度もなるほどとうなずきました。ありがとうございました。自分では気がつかないものです。これでおもしろいはずと思っているのにやはり弱い部分やわかりにくい点を指摘していただきました。その中でも特に答えられなかった質問がありました。 これがSFとして書かれる必然性とは何なのか? 今回で言えば男女がヨリを戻すために科学技術がどのように用いられるのか。毎度のことながらストーリー先行であるとそれが別に携帯電話でも封書でも代替可能であることがわかってしまって冷や汗ものでした。 もちろんフィクションという嘘の中で、さらに大きな嘘を公然とつくために必要なツールとしてARを考えてはいましたが、それは筋とはほとんど関係ないストーリーの派手さを出すためのものと割り切っていて、それでSFを書くというのはどうにもおこがまし

    SF小説を書くにあたって。 - ブックスエコーロケーション
  • 『マルドゥック・スクランブル』新装改訂版と新文庫版について - ブックスエコーロケーション

    『天地明察』で屋大賞を受賞した冲方丁が劇場版アニメ『マルドゥック・スクランブル 圧縮』に合わせて、単行で新装改訂版の『マルドゥック・スクランブル』を8月下旬9月に発売にすることが話題になっておりました。 参照:なぜ今さら『マルドゥック・スクランブル』の新装改訂版をやるのか 昨夜、その件についてのより詳しい情報をいただいたので、まとめてここで掲載しようかと思います。@master6yさん、いつも当にありがとうございます。以下、ツイートの引用編集となります。 というわけで「マルドゥック」について連続ツイート。まず単行版は全1巻、これまでの文庫3巻分に加筆訂正をしたうえで、ほんの少しだけ(当に少しだけ)ダイジェストになっております。 で、そのあと(1ヶ月後くらい)文庫版が出ます。こちらは全く削っていない感じです。なので、内容はほぼ同じと考えていただいてOKです。で、実は単行1巻と文庫

    『マルドゥック・スクランブル』新装改訂版と新文庫版について - ブックスエコーロケーション
    Louis
    Louis 2010/08/13
  • 『本屋大賞2010』 - ブックスエコーロケーション

    屋大賞2010 作者: の雑誌編集部出版社/メーカー: の雑誌社発売日: 2010/04/21メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 24回この商品を含むブログ (10件) を見る というわけで投票した人にはもれなくもらえるの雑誌の増刊号です。おれは一次では『ハーモニー』と『プラ・バロック』と『天地明察』に投票しまして、二次では『天地明察』と『ヘヴン』と『神様のカルテ』に投票しました。『天地明察』はゲラ、というかバウンドプルーフをいただいて帯コメ・コンペに参加して、ブログにちょろっと取り上げていただいた、作品以外の部分でもかなり思い入れのある小説ですので、ここ連日すごい勢いで減っていくのがうれしいですね。*1 まぁやはりというかなんというか、『天地明察』も『ヘヴン』もコメントは採用されておりませんでしたが、『ハーモニー』と『プラ・バロック』の書評が採用されておりました。あり

    『本屋大賞2010』 - ブックスエコーロケーション
  • 騙されていたのか - ブックスエコーロケーション

    昨日、人と話していてようやく気がついたのだけれど、書店員をやっているとお金を使う頻度がかなり高いということだ。 確かに社会人で、自分の好きなことに月々どのくらいお金を使うのかは自由であると思うし、なのだからそうそう単価も高いわけでもないのだけれど、たとえば漫画なんかだと新刊チェック中に「あれ、これ出てる」「あ、これもだし」と取り置いてしまう。同様に買い逃しのあったライトノベルや文庫もキープしてしまう。ブックガイドに載っていたものや好きな作家さんがオススメにしていたハードカバーを注文してしてしまう。といった感じでどんどん膨れ上がっていく。これがまずい。 読書家の人ならおそらく週に1回は書店を巡って、欲しいを買ったり新刊チェックなんかをすると思うのだけれど、書店員の場合それがほぼ毎日なのだ。休みの日に入荷したものも、商品知識として把握しておいたほうがご案内も早いのだから、余裕があればや

    騙されていたのか - ブックスエコーロケーション
    Louis
    Louis 2009/08/22
  • 1