家電量販のヤマダ電機が京急線上大岡駅前(横浜市港南区)に県内初の都心型大型店を出店し、間もなく1カ月。横浜市の副都心である出店地周辺は集客力が増加。一方で業界最大手の本格的な進出に同業者も警戒を強めており、競争が激しさを増しそうだ。 ヤマダが5月14日にオープンしたのは「LABI上大岡」。駅西口の商業施設「mioka(ミオカ)」の6フロアで展開する。売り場面積は約7900平方メートル。実際に商品を手に取って選べるように陳列するなど、目的買い以外の人を取り込もうと工夫を凝らす。駅至近の立地ならではの戦略だ。 ヤマダは「客数が多くスピーディーな対応が求められる店。スキルの高い社員を配置した」という力の入れようだ。開店以来の感触は「出足は好調。テレビやパソコン、生活家電の売り上げが伸びている」(広報担当)と上々の様子。 ヤマダは従来の郊外店に対し、都心型店を「LABI」として展開する。駅前