千葉県の東京湾では、酸素の少ない海水が広がって海面の色が変わる「青潮」という現象が、4日続けて発生しています。千葉県によりますと、これまでのところ漁業への被害は出ていないということです。 千葉県によりますと、今月24日午前8時ごろに千葉市中央区で、東京湾の海面が変色して青潮が発生しているのを、県の職員が確認したあと、27日まで4日続けて発生しているということです。 25日には、千葉県市原市から浦安市までの10キロ以上にわたって確認されましたが、発生する範囲は小さくなってきていて、27日は、船橋市や習志野市の沿岸で確認されたということです。 県によりますと、千葉県の東京湾沿岸で青潮が発生したのはことし4回目で、長期間続くと魚介類が呼吸できずに大量に死ぬ被害が出ることがありますが、これまでのところ漁業への被害は確認されていないということです。