気象庁は4日、火山性地震が増えている箱根山(神奈川県)で現地調査をし、大涌谷の温泉施設で3日に確認された蒸気が引き続き勢いよく噴出しているのを確認した、と発表した。火山性地震は3日は36回、4日も午後3時までに8回あった。同庁は今後も箱根山の動向を注視するという。 同県箱根町は同日、大涌谷の遊歩道や谷周辺の4ハイキングコースを閉鎖した。遊歩道の噴煙地で調理する名物「黒たまご」を売店が販売できず、店員は「品がありません」と来客に頭を下げていた。それでも訪れる車は数多く、正午前、駐車場に入る待ち時間が30分以上かかった。