シュツットガルト移籍3シーズン目となる今季。9月末に左足親指を痛め戦列を離れたが、10月末には実戦に復帰。徐々に出場機会を増やしている。 W杯最終予選のオマーン戦終了から約1時間後、メルマガ「福西崇史の『考えるサッカー』」の取材のため福西氏に電話をかけた。その会話の終盤で話題になったのが、試合終了間際に岡崎慎司が挙げた決勝ゴールである。福西氏は「いや、最初はよく分からなくてさ」と切り出した――。 “遠藤にボールが当たる”という予測が生んだ岡崎のゴール。 「何度も巻き戻して、スローで再生しちゃったよ」 ――岡崎のゴールですか? 「そう。どういう判断をしてスタートを切ったのか、それから、どうしてあの位置に飛び込めたのかがリアルタイムではよく分からなかった」 ――どういうことですか? 「ほら、あのシーン、酒井高徳の突破に合わせて、まずはヤット(遠藤保仁)がニアに飛び込んだでしょ。で、ボールがヤッ