2011年3月11日、この日を忘れることはないだろう。東北地方太平洋側を中心に巨大な地震により、日本は近年まれに見る大打撃を受けた。未曽有の津波により福島第一原子力発電所は全電源を喪失。原子炉を冷却できなくなり、1号炉・2号炉・3号炉で炉心溶融(メルトダウン)が発生。大量の放射性物質の漏洩を伴う重大な原子力事故に発展した。 あれから4年半、第一原子力発電所周辺はいったいどうなっているのか?現在でも避難区域となっている、第一原発から20キロ圏内の福島県双葉郡に、ポーランドのフォトジャーナリスト、Arkadiusz Podniesinskiが、取材クルーと共にドローンを使いながらの撮影に入った。