好きなことを仕事にするということ - 川流不息
以前、好きなことを仕事にしていることを「仕事は趣味みたいなもの」と表現したら、職場の人にものすごく怒られてしまい、その時は怒られた理由が分からずに嫌な気持ちになっていました。最近、ようやく怒らせた意味が分かってきました。 確かに好きなことを仕事にしているには違いないのですが、私の成果物への評価は決して高い訳ではなく、普通です。その原因は、好きなことというのは仕事で求められる成果そのものではなく途中の作業だからです。だから最後まできれいに終わらせることが出来ていないということです。 例えば仮に私がデザイナーだったとすると（本当はデザイナーではありません）、対象物のコンセプトがある程度与えられ、頭の中でデザインを考え、それを表現する、そのデザインを考えるところは好きだけれど、表現のところが甘い、ということにあたります。 やっぱり仕事は仕事なんですよね。 今の仕事を始めて10年以上になるので、も
「いい人」をやめると楽になる - 川流不息
「いい人」をやめると楽になる...曽根綾子さんの本の題名で短編集です。私が初めて読んだのはもう10年以上前になります。 「いい人」をやめると楽になる―敬友録 (祥伝社黄金文庫) 作者:曽野 綾子 発売日: 2002/08/01 メディア: 文庫 私がこの本の表題の言葉に救われたことはこれまで少なくとも2回あります。 1度目は、職場で、周りの人達に気持ち良く働いてもらおうとするあまり、自分が疲れ切っていました。それを見かねて、同僚から「全員に好かれるのは無理なのだから気にするな。」の趣旨のことを言われ、そりゃそうだと開き直ることで乗り切りました。 2度目は、出向のような外部の職場で、自分や自分の組織をよく思ってもらおうとして気を使い過ぎてくたくたになっていました。自分の組織に戻った時に「そういうタイプの人間だった？」のようなことを言われ、我に返りました。 『いい人』を止めると、それまでの気を
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