箱根に黒い湯 一時変色も原因不明 2015年5月10日6時0分 スポーツ報知 温泉風呂の湯船を指す中村喬オーナー 火山活動が活発化している箱根山を抱える神奈川県箱根町で、避難指示区域内の大涌谷から湯の供給を受ける温泉宿のオーナーが9日、湯が一時的に黒く変色し、硫黄の臭いが強まる現象があったと明かした。8日から区域内にある温泉供給設備の整備が行えなくなっていることとの関連は不明だが、開業以来、初めての現象だという。現状で客足への影響はなく、同オーナーは「このまま穏やかに済んでほしい」と願っている。 大涌谷に近い仙石原の温泉宿「箱根温泉山荘なかむら」のオーナー・中村喬さん(83)によると、9日午後2時半ごろ、山荘内の温泉湯船を見ると、湯が黒く濁っており、硫黄の臭いがかなり強まっていた。午前中は確認されなかった。 温泉の湯は大涌谷の源泉から供給され、通常は白濁色。1982年に開業して以来、初め