最終回 OLAP関数で強力な統計処理を実現!―手続き型から理解するSQL (5)集合指向と手続き型 ミック 2010-05-28 最終回 OLAP関数で強力な統計処理を実現!―手続き型から理解するSQL (4)OLAP関数と集約関数を組み合わせる ミック 2010-05-27
IT業界において数十年もの間、大きな仕様変更がなく主流の技術であり続けているのがリレーショナルデータベースとSQLです。『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』の著者でデータベースエンジニアのミックさんは、SQLを学べば長く役立つものの、データベースの魅力はそれ自体の面白さだとおっしゃいます。今回、ミックさんにデータベースの役割や魅力、そしてSQLの学び方についてうかがいました。 いろいろなシステムを見ることができるのが面白い ――ミックさんは『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』のほかにも、翔泳社から多数出版されています。データベースとSQLの書籍が主ですが、普段はどういった仕事をされているのでしょうか。 ミック:私はSIerに勤めていて、システム開発というよりは、システム開発でトラブルが起きたとき支援を行なうチームに所属しています。パフォーマンスを高めることが
サロゲートキーVSナチュラルキー DBエンジニアの方なら、サロゲートキー(代理キー)という言葉をご存じでしょう。これは、テーブルへの入力データにある列を主キーとせずに、システム側で独自に割り当てるキーのことです(一般的には連番が使われます)。これに対して、入力データ自体の列を主キーにする場合はナチュラルキー(自然キー)と呼びます。 サロゲートキーは、基本的には不要なものです。入力データに一意なキーが存在していればそれを主キーとして使うことで、普通は問題ありませんし、オートナンバリングの機能も長らく標準SQLには存在していなかったからです(そのため、今でも実装ごとにやり方はバラバラです)。しかし、以下のような業務要件の場合には、サロゲートキーを使うことを考えます。 ① そもそも入力データに主キーにできる項目がなく、データが重複している場合 ② 主キーの値が使いまわされる場合 ③ 主キ
SQLアタマアカデミー 第9回SQLでループ! 相関サブクエリの使い方~切れ過ぎるナイフにご用心~ (1)サブクエリ はじめに SQLを使い始めたとき、多くのプログラマが例外なく難儀するのが、SQLで制御構造をうまく書けないことです。ここで言う制御構造とは、平たく言えば条件分岐とループです。といっても別に、SQLに制御構造を書くための機能が備わっていないとか、貧弱というわけではありません。SQLでも、通常の手続き型言語と同等の制御構造を記述することができます。ただ、そのやり方が一風変わっているので、うまく「SQLアタマ」に切り替えられないと戸惑ってしまうのです。 そういう「普通の」プログラマやSEの違和感を軽減するための橋渡しをするのが、本連載の目的の1つでもあるので、これまでにもSQLで制御構造を記述する方法については折に触れて取り上げてきました。しかし、条件分岐のためのCASE式に対し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く