家具販売の大型店「イケア」を展開するイケア・ジャパン(千葉県船橋市)が、JR立川駅北口の米軍立川基地跡の国有地(東京都立川市緑町)に出店する公算が大きくなった。14日に関東財務局が実施した入札で同社が落札した。出店すれば都内初出店となる。 「イケア」はスウェーデン生まれの大型家具販売店。国内では千葉、埼玉、神奈川と関西で計5店舗を展開しており、12年には福岡にも新店舗を開設する。低価格ながらデザイン性の高い家具が人気を呼んでおり、東京の近郊店には都内からわざわざ足を運ぶ客も多く、立川市への出店が実現すれば、新たな集客の目玉となる期待も大きい。店舗開設時期は未定としている。 イケア・ジャパンが落札した土地は立川第二法務総合庁舎の南側の商業地域約2・6ヘクタール。過去2度の入札が不調に終わり、市が誘致対策として、土地取得者が納めた固定資産税と都市計画税の半額を3年間還付する「都市軸沿道地域