中学時代はストレスまみれの生活で大変だった。 毎日通うのが苦痛だった。 私の生まれた田舎は私立中学なんてなく、皆が何の疑問も持たずに近所の公立中学校に通うようなところだった。 公立学校の崩壊が叫ばれているが、私の母校も例外ではなくやっぱり荒れていた。 ガラスは割れ、生徒間でのいじめ、先生もいじめ、暴力、万引き、妊娠、煙草。 荒れに荒れていた。 先生たちはこの処理に追われて疲れてイラつき、余裕が無くなっていた。 当然学校中の雰囲気は悪く、おとなしい子、真面目な子は怯えて縮こまり、小さくなっていた。 私は幸いにもいじめには遭わなかったが不良が怖くていつもびくびくしていた。 先輩からの抑圧もきつく、特に運動系の部活はいじめの巣窟になっていた。 こんな学校だったから卒業式なんて泣けたものではなく、卒業したときはせいせいしていた。 (なぜか今まで散々暴れまわっていた生徒はこういう時だけ号泣していたり