国内最大とも言われながら実物が残っていない謎の隕石(いんせき)、「八王子隕石」が現在の東京・八王子市に落下して200年がたつのを機に、国立科学博物館などの研究者たちが実態の解明に挑んでいて、黒っぽく磁石にくっつくような石が自宅にないかなど一般からの情報提供を呼びかけています。 隕石は上空で爆発しバラバラに飛び散ったと見られ、このうち八王子市中心部にある寺、金剛院の脇の畑に落ちたとされるかけらは全長およそ90センチ、重さおよそ60キロあったという記録が残されています。 日本に落下した最大の隕石は、これまでのところ1850年に今の岩手県陸前高田市に落ちた全長およそ50センチの気仙隕石で、八王子隕石はこれを上回り国内最大とも言われますが実物は残されていません。 研究者によりますと、隕石を拾ったときには役所に届け出るよう申しつけられていたということで、幕府が調べたあと火山の噴火だと結論づけられ、そ