大竹 剛 日経ビジネス記者 2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中 この著者の記事を見る
来年5月に主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)がある三重県の伊勢志摩で、同じころに計画した修学旅行の日程変更を迫られる小学校が相次いでいる。サミット関係者の宿泊が優先されるのに加え、広範囲で警備が敷かれ、旅程への影響が避けられないためだ。 大阪府岸和田市の小学校は、志摩市賢島(かしこじま)地区に来年5月26、27両日に泊まる修学旅行を計画。だが、旅行会社から日程も場所もサミットと重なると今夏に知らされた。ホテルからも「1カ月後なら空いている」と言われ、6月中旬に遅らせた。それでも校長は「行き先や訪問施設での体験内容を変えるのはひと騒動。助かった」と話す。 学校側はふつう、1年以上前から修学旅行の準備をする。大勢の生徒の交通手段や見学施設、宿の確保は大変だ。行き先を変えると、下見のやり直しや旅費の積み立て調整などで旅行のメドが立たなくなる恐れもある。このため、日程は変えても、行き先は変えずに実
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く