20世紀を代表する物理学者、アインシュタインの生涯を描いた伝記本が、その翻訳のひどさで回収され、修正版が発刊される騒動になっている。 ひどい翻訳が逆に注目され、古本価格は高騰。もとの約10倍にあたる約2万円の高値がつく事態になっている。 この本は「武田ランダムハウスジャパン」が出した「アインシュタイン その生涯と宇宙」(ウォルター・アイザックソン著)で、6月に上下巻各5000部が発行された。その13章でコンピューターの自動翻訳をそのまま掲載したと思われる記述が見つかり、インターネット上で話題になった。 例えば「マックス・ボルンの妻ヘートヴィヒ」というくだり。マックスは物理学者の名前の一部だが、訳文は「最大限」と誤訳し、「ボルンの妻ヘートヴィヒに最大限にしてください」となっていた。「『科学の人里離れている寺』に尊敬します」「これらのすごいブタが、あなたの精神に触れるのに最終的に成功したと立証