2019年3月31日のブックマーク (2件)

  • 「Origin」を超えて——羽生結弦選手フリー演技「オリジン」in 「世界フィギュアスケート選手権2019」 - yoshiepen’s journal

    羽生結弦選手はプルシェンコ選手の「オリジン」を起点として、どのようにして自らのドラマを創り上げたのか。その経緯を見届けることができた。 しゃがみこみ腕を前後に広げた最初のポーズは、彼の「オリジン」たるプルシェンコ選手のもののコピーのようでありながら、コピーではない。彼の「思想」がここに集約されているように感じた。最終ポーズもプルシェンコのあのニジンスキー・ポーズとは異なっていた。プルシェンコ選手は冒頭も最終の決めポーズも共に「ニジンスキー」を模した立像だったのに対し、羽生選手のものはリンクにしゃがみこんでのもの。最初と最後を揃えるという点は同じでも、裏打ちされた思想は違っていたということ。羽生選手の座像にはやはり「能」との親和性を感じてしまう。 プルシェンコ選手がトリビュートしたニジンスキーの「バレエ・リュス」はある意味、舞踊界における西洋的な美の理想像へのアンチテーゼを提出したもの。ペイ

    「Origin」を超えて——羽生結弦選手フリー演技「オリジン」in 「世界フィギュアスケート選手権2019」 - yoshiepen’s journal
    NMDA
    NMDA 2019/03/31
  • 優しさに溢れた羽生結弦選手の「春よ、来い」in フィギュアスケート世界選手権2019 エキシビション - yoshiepen’s journal

    戦闘的なフリーの「Origin」とは打って変わって、こちらはファンタジー作品から抜け出てきたような可憐な妖精、羽生結弦選手。見ているものを包み込む優しさが全身から放射されていた。それを浴びれば夢の中に素直に導かれてしまう。そして癒される。そんな魔法をかけられた気がした。 この魔法にデジャビュ感があると思ったら、それはあの「花は咲く」に出くわしたときの感じだった。東日大震災の被害者の一人でもあった彼が、慰霊と鎮魂の想いを込めて舞った「花は咲く」。彼の放射する死者への強い想いが直球で伝わってきた。と同時に、彼がある種の「無力」、「無念」を抱えて滑っていることも伝わってきて、その繊細な感性にシンクロし、思わず涙が溢れた。その尋常ではない感性から滲み出ている優しさは、どこか浮世ばなれした崇高なものだった。天からのメッセージをメディアムとしてこの世に伝えている感じとでも言おうか。メディアム以上にな

    優しさに溢れた羽生結弦選手の「春よ、来い」in フィギュアスケート世界選手権2019 エキシビション - yoshiepen’s journal
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    NMDA 2019/03/31