日本IBMは2008年4月9日、UNIXサーバー「System p」と独自OSのミッドレンジ・サーバー「System i」の製品ラインを統合すると正式に発表した(関連記事)。新ラインの名称は両サーバーが搭載しているプロセサからとって「IBM Power Systems」とした。Power Systemsは3つのOSをサポートすることとなる。IBMのUNIX「AIX」、IBM独自OSの「i5/OS」、Linuxである。今回からi5/OSは単に「i」と呼び方を変える。 記者会見には米IBMでPower Systemsを統括するスコット・ハンディ副社長が来日(写真1)。「統合はSystem iのお客様にとって飛躍的なメリットとなる」と語った。統合によってSystem iのユーザーが抱えていた製品継続性に対する不安を払拭し、保守部品などを共用化することでランニング・コストの上昇を回避できるという。