情報処理学会は2月23日、日本のコンピュータ技術史上の重要な製品や技術を「情報処理技術遺産」として認定する制度を始めたと発表した。第1回目は初の日本語ワープロ「JW-10」(東芝、1978年)や「PC-9801」(NEC、1982年)など23件を選んだ。 「コンピュータ技術の発展を担ってきた先人の経験を継承する一助に」として認定する。第1回はこのほか、日本初の機械式卓上計算機「自動算盤」(1903年)や、国鉄座席予約システム「MARS-1」(日立製作所、1959年)、現在も富士通の沼津工場で動態保存している国産初のリレー式計算機「FACOM128B」(1959年)、ミニコンシステム「OKITAC-4300」(沖電気工業、1969年)などが含まれる。 情報処理学会はWebサイト「コンピュータ博物館」を運営し、約1000点の写真などを公開している。コンピュータに特化した実際の博物館などで過去の