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ブックマーク / hyoshiok.hatenablog.com (37)

  • アジアの端っこでグローバリゼーションを考えた - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    大学卒業してから20数年会社員生活をして、転職もして、それなりに経験をつんで、その立場からあれやこれや考えてみた。あれやこれや。 最初に就職した会社が、米国外資系ハードウェア会社の日法人(日DEC)、一年程、米国社に転勤になってVAX Rdbという製品開発に参加、次が同じく米国系ソフトウェア会社の日法人(日オラクル)、その時、米国社に出向になって、Oracle8というRDBMSの開発に参加、日に戻ってきて、日オラクルが出資するミラクル・リナックスを立ち上げて取締役CTO、最後に5ヶ月ほど独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に出向。そして今は楽天。ミラクル・リナックスの経営は日人がやっていて社も日だが、日オラクルという外資の子会社なので、資的には外資(?)ということになる。なので、わたしの会社員人生は、外資がほとんどだ。 長年外資の子会社に勤めて痛感したのは、重要

    アジアの端っこでグローバリゼーションを考えた - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 楽天で角谷さんのお話を聞いた - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    解読アジャイルソフトウェア開発というタイトルでお話をしていただいた。*1 アジャイル開発の質を角谷節で1時間あまり独演会してもらった。 Demystifying Agile Software DevelopmentView more presentations from Eiwa System Management, Inc. . ともかく映像を観てほしい。約1時間ちょっと、そしてその後に続く質疑応答も一緒に。 ソフトウェア開発における受託開発という立場ではない、もう一つのソフトウェア開発の現場が、自分のサービスを自分で作るという立場だ。 受託開発の場合はユーザー企業(発注する側)と開発する企業(受託する側)とがあって、時として敵対関係に陥る。一方の利益が他方の損というゼロサムゲームである。 自社開発の場合は、社内にユーザ部門と開発部門があったとしても、最終的にはユーザ部門の利益と開発部

    楽天で角谷さんのお話を聞いた - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 丸レクで語った。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    丸山先生レクチャーシリーズ2010(以下、丸レクと記す)、第3回2010年4月22日(木)楽天株式会社(http://www.itmedia.co.jp/enterprise/special/dev_marulec/2008.html )でお話をした。題して「楽天インターネットスケーラブルコンピューティング」 丸山先生は並行、並列、分散などを大変わかりやすく説明されていた。首藤さんは、Key-Value-Storeについて基礎知識を解説された。藤さんはGREEで開発中のFlareなどのお話、古橋さんはお馴染みのkumofsとそのデモ。どれも技術的に素晴らしい発表であった。 でもって、わたしの番なのであるが、特に技術的に目新しいことではなく、楽天Webサービスのインフラの歴史とか、どんな感じで日々のトラフィックをさばきながら発展していったかという実に地味なお話であった。 楽天インターネッ

    丸レクで語った。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • そろそろ大規模ソフトウェア開発に一言いっておくか。デイリービルドとリグレッションテスト 2010-03-12 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    会社の勉強会で自分の今までの経験からテストについてお話をした。その資料を公開する。自分が関わった、Oracle8、DEC Rdb、日COBOL、そしてSamba3.0国際化プロジェクトでのテストやディリービルドなどについて紹介した。 テストファースト開発など、最近広く知られるようになってきたが、ディリービルドとリグレッションテストの実行という方法論は昔からソフトウェア製品開発の現場では行われていたベストプラクティスである。そのリズムとか雰囲気を伝えたかった。 テスト勉強会よしおか100311 1View more presentations from Hiro Yoshioka. テストがある開発現場ってのは、こんな感じなんだ〜という雰囲気が伝われば幸いだ。 アジャイル開発方法論としてXPの手法とかいろいろ知られているが、このディリービルドとリグレッションテストというプラクティスもその

    そろそろ大規模ソフトウェア開発に一言いっておくか。デイリービルドとリグレッションテスト 2010-03-12 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 2010-03-07

    KCS(Keio Computer Society - 慶應義塾電子計算機研究会)という大学時代のサークルの50周年記念パーティに行ってきた。 同好会が50年も続くというのもすごいが、設立当初の先輩(60代半ば?)から現役の学生まで40数歳の年齢差のある人々が一同に会するというのもすごい。設立当時のお話も興味深いし、60年代のコンピュータのお話もめちゃくちゃおもしろかった。 日IBM最高顧問の北城さんも先輩の一人なのであるが、学生時代GPSSの処理系を作られたというエピソードを語られていた。経済界の重鎮もプログラマの時代があったのである。 われわれ同期(1977年入学組)はしょっちゅう会っているのは、同期の浅井がゴルフコンペを定期的に開催しているからである。わたしはゴルフはしないが、定期的な連絡網の整備が、飲み会の情報の共有などとあいまって参加率の高さにつながっている。浅井さんには感謝し

    2010-03-07
  • 第101回カーネル読書会のお知らせ - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    おかげさまでカーネル読書会も101回を数えることになりました。カーネル読書会の第二世紀の最初は、最近オープンソースになって話題のkumofsを古橋さんにお話いただきます。開発秘話をいろいろ聞きましょう〜 ふるってご参加ください。 日時:2月25日(木)、18時半開場、19時ころ開始 お題: kumofsのアーキテクチャとスケールアウトシステムの実装技術 発表者: 古橋さん 内容: 高い耐障害性と並列性が特徴の分散Key-valueストア「kumofs」を公開しました。今回はkumofsのアーキテクチャの紹介を通して、「スケールアウト」が可能なシステムの実装方法についてお話ししたいと思います。 18:30頃、開場、LTないし自己紹介など 19:00頃、お題開始 20:00頃、懇親会開始 21:00頃、中締め、お開きへ 場所は楽天タワー http://www.rakuten.co.jp/inf

    第101回カーネル読書会のお知らせ - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 2010-02-14 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    例えば、次の言葉の意味を知りたい、聞いたことがあるけどよく分かっていないプログラマにとって、お勧めの書籍だ。Unicode/UTF-8/UTF-16/USC-2/JIS X0208/JIS X0212/JIS X0213/SJIS/EUC-JP/CP932/ISO-2022-JP/ASCII/Latin-1/ISO 10646/ISO 8859-1/サロゲートペア/文字化け/機種依存文字/半角カナ/絵文字… JIS X0208やJIS X0213の解説などは圧巻である。書籍にはWebにない利点がある。Webには即時性があるが、文字コードの解説においては、即時性はそれほど求められない。字体ないし字形の差異についてWebではその字体ないし字形がなければ表現しようがないが、書籍であれば細部までこだわって表現できる。 例えば、包摂された「辻」という字の一点しんにょうと二点しんにょうの字体の差はWe

    2010-02-14 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 2010-01-20

    Hadoop定番教科書の日語訳がいよいよ出版された。基礎から応用そしてケーススタディまでHadoopについて知りたいことはすべて網羅されている。 序文 訳者まえがき はじめに 1章 Hadoop事始め 1.1 データ! 1.2 データの保管と分析 1.3 他のシステムとの比較 1.4 Hadoopの歴史 1.5 Apache Hadoopプロジェクト 2章 MapReduce 2.1 気象情報データセット 2.2 Unixのツールによるデータ分析 2.3 Hadoopによるデータの分析 2.4 スケールアウト 2.5 Hadoopストリーミング 2.6 Hadoop Pipes 3章 Hadoop分散ファイルシステム 3.1 HDFSの設計 3.2 HDFSに関する概念 3.3 コマンドラインインターフェース 3.4 Hadoopのファイルシステム群 3.5 Javaインターフェース 3

    2010-01-20
  • データセンターがコンピュータになる時代 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    話題のThe Datacenter as a Computerなる論文を読んでみた。Googleの中の人が書いたインターネット時代のコンピュータの話だ。 http://www.morganclaypool.com/doi/abs/10.2200/S00193ED1V01Y200905CAC006 The Datacenter as a Computer: An Introduction to the Design of Warehouse-Scale Machines: Synthesis Lectures on Computer Architecture, 2009, 108 pages, Luiz André Barroso Google Inc. Urs Hölzle Google Inc. ムーアの法則で、半導体の集積度がどんどん上がってきて、通信コストも安くなってきて、コンピュー

    データセンターがコンピュータになる時代 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    Naruhodius
    Naruhodius 2009/11/21
    ∑(。・д・。)b ニャルホディウス!!
  • 楽天研究開発シンポジウムに行って、企業とアカデミアの関係について考えた - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    先日の楽天テクノロジーカンファレンス*1は開発部のお祭りという感じだったが、この研究開発シンポジウム*2 は楽天技術研究所*3 が主催するミニ学会みたいな感じだ。 まつもとさんの基調講演、研究発表、ポスターセッション、パネルディスカッションなど、学会のシンポジウムの形式そのもので、学会に行かなくても学会気分(?)が味わえるお得なイベントだった(笑)。 質疑応答も学会風の硬い感じで勉強会のQ&Aのようなノリとは微妙に違っていてそれはそれで面白かった。質問者も、所属を名乗った後、大変興味深い発表ありがとうございます、という枕詞を言ってから質問をするというフォーマットで、確かに昔からそーだったよなあと思った。 正直、研究者でもない一介のプログラマが平日の昼間に仕事をさぼって学会に行くというのはかなり敷居が高い。まあ、いろいろ御託をならべていないで行けばいいのであるが、学会員でもないし、そもそもふ

    楽天研究開発シンポジウムに行って、企業とアカデミアの関係について考えた - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 入門Gitを読んだ - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    入門GitはGitのメンテナである濱野さんが書いただけあってGit質がわかりやすく記されている。 バージョン管理システム(VCS--Version Control System)としてCVSやSubversion(SVN)があるし、分散型VCSとしては、Git以外にもいろいろあるが、まあGitでいいのではないかと。なんといってもLinuxで利用されているという圧倒的な実績。数千人規模のプロジェクトで利用できるスケーラビリティ。そのような規模では、もはやSVNのような集中型VCSではスケールしないというのはあきらかだろう。 VCSの解説は、細かい機能というよりも、そのツールを利用してのプロセスやワークフローあるいは利用しているコミュニティの文化なんていうものを、わたしは理解したいので、その意味で書は濱野さんの経験からでる貴重なノウハウがつまっている。 Gitなどを使った共同開発の基

    入門Gitを読んだ - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 未来のいつか/hyoshiokの日記

    ご報告*1したとおり、この8月より縁あって楽天株式会社へ転職した。 ここの日記のタイトルに「楽天転職」と記さなかったのでRSSリーダやアンテナなどでわたしの日記をウォッチしている皆様には陽に伝わらなかったみたいで、未だにミラクルにいると思っている人も少なくないようだ。先日も「LinkedInのupdateメールで @hyoshiok さんが楽天に移られたことを知る。吃驚!」*2とか「あれ、そうだったんですね RT @hyoshiok: 8月より縁あって、楽天にお世話になっています。LinkedInってほとんど放置だったんですがたまには役(?)にたちますね。 RT @masanork LinkedInのupdateメールで @hyoshiok さんが楽天に移られたこと」*3とつぶやかれたりしたり。 それはともかく、50歳からの転職という感じで、典型的な中高年の転職という感じではないが、一つ

    未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 楽天テクノロジーカンファレンス2009開催のお知らせ - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    http://tech.rakuten.co.jp/rtc2009/ 平素より大変お世話になっております。 この度、弊社では技術者の皆様との交流や技術情報の交換、また 今後の発展の一助とすべく、今年もテクノロジーカンファレンス の開催を決定いたしました。 今年は”ものづくり”をテーマに、実際にものづくりに関わって いる方々にスポットをあて、講演やデモを通して、若きモノヅク リスト達へのメッセージを発信してまいりたいと考えております。 今年のカンファレンスでは、楽天のラボ的取り組みであります、 ”楽天ジャングル”で開発されているサービスについてのお披露 目やライトニングトークによる来場者の皆様の発表枠を設けてお り、イベントを技術者の皆様同士の交流、ならびに技術情報の 議論の場として大いに役立てて頂きたいと考えております。 つきましては、皆様にもご興味をお持ちいただけるのではないか と考え

    楽天テクノロジーカンファレンス2009開催のお知らせ - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 急募:プロの経営者 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    ogochanが『「天才エンジニア」でIT業界は変わらない 』*1 と吠えている。業界に必要なのはプロの経営者だ。 カーネル読書会なんていう、勉強会だか飲み会だかわかんないへんなものを10年続けているとわたしみたいな盆栽、もとい、凡才でもよくわかる。すげー技術者はいっぱいいる、面白い技術者はいっぱいいる。にもかかわらづ日にはMicrosoftOracleもIntelもGoogleもない。そして日にはBill GatesもLarry ElisonもAndy GroveもEric Schmidtもいない。 いないいないと嘆いてもしょうがないのである。元気のいい技術者を発見して、面白がって、それすげーよと言ったり励ましたり拍手をしたり、そーゆーことをするくらいしか自分にはできない。半径5メートルのなかで自分ができることをできる範囲でやるしかない。 とは言うものの、ここでプロの経営者がいない

    急募:プロの経営者 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • TOMOYO Linuxに学ぶ説得術 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    昨日、TOMOYO Linuxメインライン化記念合同勉強会(カーネル読書会、セキュアOSユーザ会、まっちゃ445)に行ってきて、小崎さんが匿名掲示板でガチでレビューしていたお話を聞いたので、早速過去ログを読んでみた。http://tomoyo.sourceforge.jp/2ch/thread-2.txt (追記:2009/7/4 21:03 なぜか後半部分、アスキーアートの後が切れてしまったので、前半部分を若干カットして(略)の部分、その2を追加しました。) LKML (Linux Kernel Mailing List)というのはLinuxカーネルの技術的なことを議論するもっとも権威(?)あるメーリングリストで、ここで議論され合意されたものがLinux体に取り込まれることになる。このLinux元の体(くどいな)のことをメインラインと呼ぶ。Linuxを創ったLinusさんに

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  • NIH症候群 2009-08-25 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    自前主義というか、車輪の再発明というか、おれがおれがというか、そーゆー行動スタイルをNIH (Not Invented Here Syndrome)症候群と呼ぶ。 独自で作ったばりばりのソフトウェアなんてオープンソースにして公開したところで誰も使わないし、使ったとしても誰も改良してくれないし、従ってバザール開発にもならないにも関わらず何を勘違いしたかオープンソースにして、閑古鳥がなくなんてことがあるのかないのか知らないが、企業がオープンソースに関わろうとするなら、いきなり敷居の高い独自ソフトのオープンソース化なんてことはやめておいて、既存のOSSプロジェクトにおずおずと参加させてもらうというような方法がいいと思う。(もちろんわたしの個人的な意見であることは論をまたないけど) 個人の場合は、趣味で好きでやっているんで、どうでもいいのだけど、好きなものを好きに作って、自分の情熱の赴くままに作っ

    NIH症候群 2009-08-25 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 2009-08-22

    セキュリティ&プログラミングキャンプ2009のわたしの講義で、「オープンソースにすると企業は損をするんじゃないですか」という質をとらえた質問がでて、講師陣が、いきなりいろいろ議論を始めた。 企業の行動原理は、利益の追求だから、利益を生まないアクティビティは原則として行わない。オープンソースも例外ではない。 利益=売上-経費 なので売上が増えるか、経費が減るかという観点から投資判断をする。当たり前ですな。 例えばマイクロソフトが自社の製品をオープンソースにすると、売上が伸びるか、あるいは経費が減るかというと、どちらもそうとは言えないので、マイクロソフトが自社製品をオープンソース化することは考えられない。先日マイクロソフトがHyper-V向けのLinuxドライバをGPLで公開したことが話題になったが、Linuxドライバを公開する事が自社のHyper-Vの魅力を増し、売上向上を期待して公開した

    2009-08-22