化学に関するNatheaのブックマーク (12)

  • C60

    この「有機化学美術館」のトップを飾るのに最もふさわしい分子といえば、C60ことバックミンスターフラーレンをおいて他にないでしょう。炭素原子60個がサッカーボール型に集まって出来上がった、奇跡のように美しい分子です。そのユニークな形と性質から、多くのジャンルの科学者の関心を引きつけ続けている化合物ですが、そもそもの発見は全くの偶然によるものでした。 C60は1985年、Kroto、Smalley、Curlらの英米混成チームによって発見された化合物です。「炭素クラスター」と呼ばれる、宇宙空間だけで存在できる特殊な分子がもともとの彼らの研究テーマでした。彼らは地上でこれを再現すべく、真空状態でグラファイト(炭素が蜂の巣状に集まったもの、下図)にレーザービームを当てて蒸発させるという実験を行っていました。レーザーのエネルギーによってグラファイトは炭素数個から数十個の断片(クラスター)に砕け散るので

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    Nathea 2010/09/04
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    Nathea 2010/05/08
    シンジオタクチック
  • 化学者マンガパート2 : 有機化学美術館・分館

    5月7 化学者マンガパート2 さとうです。どうもこんばんは。 以前突然登場しました化学者マンガ、4ヶ月ぶりによもやのパート2登場です。今回は5ページに増量して帰ってまいりました。佐竹昌利作・佐藤健太郎監修ですが、実在の人物とは何の関係もありませんし似てもいません。画像はクリックで拡大します。 ※ナノプシャンの論文はこちら。ゾルバレンの論文はこちら。 カテゴリなしの他の記事

    化学者マンガパート2 : 有機化学美術館・分館
  • 「エキサイティングな化学元素」:YouTube動画シリーズ | WIRED VISION

    「エキサイティングな化学元素」:YouTube動画シリーズ 2008年7月23日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Aaron Rowe 爆発、毒物、そしてスパイの話。さて何でしょう? 答えは元素の周期表だ。 ジャーナリストのBrady Haran氏が、イギリスはノッティンガム大学の化学者の協力を得て、化学実験セット以来、最良の教育ツールを作り上げた。情報と面白さをいっぱいに詰め込んだ、化学元素についてのわくわくするようなYouTube動画シリーズだ。 水素を取り上げた下の動画では、Haran氏と同僚が風船を水素ガスで膨らませ、マッチで火をつける準備を整え、さあ爆発するぞというところで、語り口の優しい、独特のヘアスタイルをしたMartyn Poliakoff教授による簡単な講義が挿入される。 ポロニウムについての動画では、Poliakoff教授が、最近イギリスで

  • 「阿修羅結合」 原子同士が反発しそうなのに切れない新しい化学結合 - ここは (*゚∀゚)ゞカガクニュース隊だった

    自然界では正電荷と負電荷は引きつけ合い、正電荷同士・負電荷同士は反発する。今回、二つの負電荷を有し、5 配位状態をとるケイ素原子同士の結合を持つ化合物を世界で初めて合成することに成功した。この結合は、原子が密集することでの立体反発と負電荷同士の電子反発によって容易に切れそうであるにもかかわらず、極めて安定であった。一般的な4配位ケイ素同士の結合とは異なる性質を持つことから、局所的に高密度な新しいケイ素材料の基骨格としての利用が期待される。 (中略) 今回、二つの負電荷を有し、5配位状態をとるケイ素原子同士の結合を持つ化合物(ジシリカート)を、世界で初めて安定に合成することに成功した(図 4)。結合が切れやすそうであるという直感的な印象とは逆に、この結合は極めて安定であることがわかった。例えば、水中で100℃に加熱してもケイ素-ケイ素結合は切れない。固体状態で248℃に加熱しても分解せず、

  • 世界を変えた化合物(3) フェノール

    世界を変えた化合物(3)・フェノール ~ジョセフ・リスターの奇跡~ フェノール 「帰ったら石けんで手を洗いなさい」と叱られた記憶は誰にでもあるだろう。今や「清潔」「衛生観念」の重要性は人々の間に行き渡り、ごく当たり前のことになっている。が、最も清潔が必要とされるはずの医療の現場で、消毒の習慣が定着したのは思ったほど昔のことではない。「消毒」の重要性が認められるまでには、長い歳月と多くの努力が必要であった。 史上初めて手洗い・消毒の重要性に気づいた人物は、ハンガリー出身の医師イグナーツ・ゼンメルワイスであった。彼は産褥熱(出産の際の傷から細菌が侵入して起こる感染症)の発生率が、同じ病院の2つの棟で10倍も異なることに気づいた。調べた結果、両者の違いは出産を担当するのが医師か助産婦かだけであった。当時、医師たちは死体を解剖した後でも手を洗うことなどせず、そのまま出産に立ち会っていた。ゼンメルワ

    Nathea
    Nathea 2010/02/20
    ゼンメルワイス
  • ヨウ素から不斉合成触媒を開発=次世代抗生物質の生成に期待−名古屋大(時事通信) - Yahoo!ニュース

    右手と左手のように鏡面対称の構造を持つ二つの分子のうち、一方だけを合成する「不斉(ふせい)合成」を、名古屋大の石原一彰教授らの研究グループがヨウ素を用いた触媒で成功させた。合成された物質からは、次世代の抗生物質などを生成できる可能性があるという。研究成果は17日までに、独化学誌アンゲバンテ・ケミー電子版に掲載された。 物質の中には合成すると同じ分子式なのに、構造が鏡面対称になる2種類ができるものがある。二つは性質が異なるため、医薬品などを作る際は有用な性質を持つ片方だけを不斉合成する必要がある。 石原教授らは、ヨウ素を用いた有機化合物を触媒とし、アルコールの一種である分子を酸化させ、医薬品中間体「スピロラクトン」を不斉合成した。 スピロラクトンからは「ラクトナマイシン」という次世代抗生物質や抗がん剤を生成できる可能性があるという。  【関連ニュース】 ・ 日イーライリリー、ジェ

  • メダルはなぜ金銀銅か : 有機化学美術館・分館

    2月17 メダルはなぜ金銀銅か バンクーバーオリンピックがたけなわ、昨日は日選手が今大会初のメダル獲得ということで、今日はこの辺の話題で書いてみましょう。 現在ではオリンピックの3位までの入賞者に金・銀・銅のメダルが贈られることはすっかり定着していますが、近代五輪開始当初はそうではなかったようです。第1回アテネ大会(1896年)では財政難などもあって1位に銀メダル、2位に銅メダルが与えられただけで、3位以下には何もありませんでした。第2回パリ大会では陸上競技のみに金・銀・銅メダルが贈られたものの、製作が間に合わず人の元に届いたのは2年後であったというエピソードがあります。 さてこのメダルがなぜ金・銀・銅に落ち着いたか。実は周期表を見ていただくと、この3金属はものの見事に縦に並んでいることがわかります。これに気づいた時は筆者はちょっと感動したのですけど、みなさまはいかがでしょうか。 これ

    メダルはなぜ金銀銅か : 有機化学美術館・分館
  • ユニークな名前を持つ配位子 | Chem-Station (ケムステ)

    機能性金属錯体にとって不可欠たる要素の一つに、「配位子(リガンド)」があります。 これは金属元素にくっつき(配位し)、その性質・機能を実に千差万別なものへと変えてしまえる化合物です。特に精密たる機能チューニングを行うには、配位子のチューニングが必要不可欠となります。金属それ自体の修飾場所・修飾手法は限られているため、有機化合物で出来た配位子を様々に変えてやる必要があるからです。 さて、性能の良い配位子には特別な通称がつけられ、化学者の間で共有されてゆきます。多くの場合化合物名(IUPAC名)の略称、もしくは開発者人名から取った通称が付けられるのが通例ですが、中には配位子デザインの「コンセプト」や、配位子がもたらす未来像、すなわち「夢」を託した名前を持つものがあります。 そんなオリジナリティに富む名前を持つ配位子とその由来を知ることは、現場にいる化学者たちの思想が垣間見えてなかなか興味深いも

  • 二酸化炭素を固定・分解する研究あれこれ : 有機化学美術館・分館

    2月3 二酸化炭素を固定・分解する研究あれこれ クライメートゲート事件、鳩山首相による突然の二酸化炭素25%削減宣言など、CO2は相変わらず注目を集める存在です。地球温暖化との関係についていろいろな意見はありつつも、CO2の放出量削減の努力はとりあえず行われなければなりません。というわけで、近年この方面の研究がずいぶん目につくようになってきました。要はCO2を何らかの形で分解するか固めるかして、大気に放出しないようにする手段を編み出そうというわけです。 しかしCO2は炭素が燃えてできるもの、すなわちエネルギーを放出しきって安定な状態に落ち着いた分子であり、これを改めて反応させるのは非常に難しい話です。いかにCO2を活性化させるかが、化学者たちの知恵の絞りどころになります。 東大・野崎京子教授らのグループは、早くからCO2をポリマー鎖に取り込む研究に取り組んでいます(参考)。エポキシドとCO

    二酸化炭素を固定・分解する研究あれこれ : 有機化学美術館・分館
  • 化学の力で迷路を解く! | Chem-Station (ケムステ)

    “Maze Solving by Chemotactic Droplets” Lagzi, I.; Soh, S.; Wesson, P. J.; Browne, K. P.; Grzybowski, B. A. J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 1198. doi:10.1021/ja9076793 日公開されたばかりの論文ですが、分野を問わず化学者の皆さん気になっているご様子。Twitter上でも、ちらほら話題として見られます。やはり普段見かけない奇抜な論文には目が留まってしまうものなんでしょう。せっかくですから、ここで取り上げてみましょう。 まずは百聞は一見にしかず。上の動画をご覧ください。 水溶液を満たした迷路に赤色の油滴を落とすと、自発的に動いてゴールにたどり着くという、驚きの様子が収められています。 良く見てもらえれば分かりますが、一度間違ったルートに

    Nathea
    Nathea 2010/01/12
    原理は単純だけど…よくこんなこと思いついたなぁ。スゴイ。
  • タミフルが流れる川 : 有機化学美術館・分館

    10月3 タミフルが流れる川 さとうです。このごろ説教臭い話題ばかりで申し訳ありませんです。「コテコテの化学話を読みたくてここに来てるんだぞ」という方は、職場で書いておりますブログなどもご覧いただければ幸いです。今回は藤田誠先生のNatureに掲載された論文を解説しておりますので、お急ぎでない方はぜひご覧下さい。ブックマークに入れてたまにチェックなどしていただけるとさらにありがたいです。 さてお知らせとしましては、来月18日に渋谷の長井記念ホールで行われる有機合成講習会で、インフルエンザ治療薬に関して一席ぶつこととなりました。タミフルを作ったことも飲んだこともない人間が、偉そうに先生方の前で講演をするのも恥ずかしい限りではありますが、精一杯前座を務めさせていただこうと思います。実は学会でしゃべるなんてのは、学生時代以来15年ぶりであったりします。テンパりながら必死にもごもごと語る筆者の姿を

    タミフルが流れる川 : 有機化学美術館・分館
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