フェイスブックは4年前から毎年、職場のダイバーシティ(人種や性別の多様性)の向上を目的に、米国の社員の男女比率や人種の構成比に関するデータを公開している。しかし、8月2日に公開された2017年版のデータを見ると、フェイスブックはこの問題に関しわずかな成果しかあげられてないことが分かった。 同社の技術職やマネージメント職の大半は、依然として白人男性らが占めている。フェイスブックの全従業員に女性が占める比率は現在35%で、これは2016年の33%から2%しか伸びていない。さらに、技術職における女性比率は5分の1にも届かない19%だ(この数字は2016年に17%だった)。 フェイスブックはここ最近、技術職の女性の採用を推進しておりエンジニア部門の新卒採用では27%が女性だという。 一方で、人種別の構成比率を見てみると全従業員のうち白人が49%、アジア系が40%、ヒスパニックが5%、黒人は3%とな