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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (201)

  • 金星極域の高温の生成・維持メカニズムを理論的に解明

    コンピュータシミュレーションによる研究で、金星の極域上空の大気に見られる高温状態を再現することに成功した。特異な気温分布の生成・維持メカニズムを理論的に解明した、世界初の成果だ。 【2016年2月2日 ISAS/JAXA】 1970年代の金星探査ミッションにより、金星の極域上空の大気では、気温が高い領域を冷たい領域が囲んでいるという不思議な気温分布が見られることが明らかになっていた。しかし、なぜそのような気温分布が生じ、さらに長期間維持されるのかというメカニズムは、これまで解明されていなかった。 特異な気温構造が長期間にわたって維持されていることから、このメカニズムには惑星規模の大気現象が関係していると考えられ、極域の気温分布を理解することは惑星全体の大気の性質を理解することにもつながる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の安藤紘基さんが率いる研究チームは、地球大気用の大規模シミュレーション

    金星極域の高温の生成・維持メカニズムを理論的に解明
    Nean
    Nean 2016/02/04
  • 【特集】2016年3月9日 部分日食 - アストロアーツ

    2016年3月9日(水)、朝10時から昼12時ごろにかけて、日全国で部分日が見られます。日から日が見られるのは2012年5月21日以来、約4年ぶりです。 欠ける割合はあまり大きくありませんが、生活圏内で日が起こるのは数年に一度程度しかない貴重な機会です。安全にじゅうぶん気をつけて、ぜひ観察してみましょう。 インドネシアからグアム、サイパン近海では皆既日が見られます。ツアーに参加する方はエクリプスナビゲータなどで事前の準備をしっかりとしておきましょう。

  • 「こうのとり」5号機打ち上げ成功

    8月19日(水)20時50分、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ補給機「こうのとり」5号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。 【2015年8月19日 JAXA】 8月19日(水)20時50分49秒、国際宇宙ステーション(ISS)補給機「こうのとり」5号機(HTV5)が鹿児島県の種子島宇宙センターからH-IIBロケット5号機で打ち上げられた。「こうのとり」5号機は約15分後にロケットから分離され、打ち上げは無事成功した。 「こうのとり」5号機を載せたH-IIBロケット5号機の打ち上げ(YouTubeでのライブ中継より) 打ち上げは当初8月16日に予定されていたが、天候不順のために2度延期されていた。 「こうのとり」は約6tの物資輸送が可能で、その補給能力は世界最大を誇っておりISS運用を大きく支えている。5号機ではこれまで以上に搭載能力を増強し、打ち上げ直前まで物資積み込み可能な速達サー

    「こうのとり」5号機打ち上げ成功
    Nean
    Nean 2015/08/20
  • 緩やかに死にゆく宇宙

    20万個以上の銀河を紫外線から遠赤外線まで多波長で観測した研究から、現在の宇宙で生み出されているエネルギーは20億年前の半分しかないことが明らかにされた。 【2015年8月12日 ヨーロッパ南天天文台】 多波長サーベイ・プロジェクト「GAMA(Galaxy And Mass Assembly)」の一環として行われた研究で、紫外線から遠赤外線まで21種類の波長で銀河が観測された。観測にはヨーロッパ南天天文台(ESO)の可視光線・赤外線望遠鏡「VISTA」やヨーロッパ宇宙機関(ESA)の赤外線天文衛星「ハーシェル」、NASAの赤外線天文衛星「WISE」と紫外線天文衛星「GALEX」などが用いられた。 さまざまな波長で観測された銀河。左から時計回りに、紫外線、可視光線、近赤外線、中赤外線、遠赤外線(提供:ICRAR/GAMA and ESO) 20万個以上の銀河を調べたところ、現在の(近傍の)宇

    緩やかに死にゆく宇宙
    Nean
    Nean 2015/08/13
    さすがにソファに横たわる宇宙の喩は登場しない。
  • 探査機ロゼッタの彗星到着から1年

    探査機「ロゼッタ」がチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着してから1年が経過した。迫力のある高解像度の彗星の画像撮影や着陸機「フィラエ」の投下などのミッションをこなしながら、今月13日にはいよいよ「彗星の近日点通過」という一大イベントを迎える。 【2015年8月7日 ヨーロッパ宇宙機関 (1)/(2)/(3)】 ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機「ロゼッタ」は2004年3月に打ち上げられ、10年後の昨年8月に探査目標のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着した。その後、ガスの噴出や表面の地形を撮影したり核の構造を調べたりしながら、この8月6日に1周年を迎えた。 チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の軌道(楕円)とロゼッタがとらえた彗星。クリックで拡大(提供:ESA/Rosetta/MPS for OSIRIS Team/MPS/UPD/LAM/IAA/SSO/INTA/UPM/DASP/IDA

    探査機ロゼッタの彗星到着から1年
    Nean
    Nean 2015/08/08
  • 従来より「大きくなった」冥王星

    探査機「ニューホライズンズ」は、いよいよ日時間の14日20時49分57秒に冥王星に最接近する。時速4万9600kmもの猛スピードで冥王星をフライバイしながら、7つの機器で観測を行う。通信に約4時間半かかるなどの理由により、第一報が届くのは15日午前中の予定である。一方、これまでの観測データから、冥王星の大きさが明らかになった。 【2015年7月14日 NASA (1)/(2)】 探査機「ニューホライズンズ」の望遠撮像装置「LORRI」による観測データから、もっとも基的な謎であった冥王星の大きさが明らかにされた。その直径は2370kmで、従来の推定値よりやや大きい数値となっている。 冥王星と衛星カロン。望遠撮像装置「LORRI」による白黒の観測データに可視光・赤外線撮像装置「Ralph」によるカラーデータを合成して作成。2つの天体の明るさや色の違いがはっきりとわかる(提供:NASA/JH

    従来より「大きくなった」冥王星
  • 夜桜と赤い月 4日夜9時、全国で皆既月食

    4月4日の夜、日全国で皆既月が見られる。月が欠けて見えるのは19時過ぎから23時前までで、そのうち皆既となるのは21時前後の約12分間だけと短い。チャンスを逃さないようにしよう。夜桜との2ショットも楽しめるかも。 【2015年3月31日 アストロアーツ「皆既月特集ページ」】 2014年10月8日の皆既月連続写真と東京スカイツリー。クリックで投稿ギャラリーのページへ(撮影:佐藤純哉さん) 4月4日(土)の夜、今年最注目の天文現象である皆既月が日全国で見られる。月は、満月が地球の影に入って一部または全体が暗く見える現象で、特に皆既月では、月全体が地球の影にすっぽり入った状態となる。 日では昨年10月8日にも皆既月が見られたばかりなので(参照:「8日の皆既月 秋空に浮かんだ赤い月」)、記憶に新しい人も多いだろう。4日の月では、東の空に現われた満月が19時14分ごろに欠け

    夜桜と赤い月 4日夜9時、全国で皆既月食
  • 火星に海があった有力な証拠

    【2012年2月8日 ヨーロッパ宇宙機関】 ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の火星探査機「マーズエクスプレス」に搭載されているレーダーが、火星の北半球の低地で地下に氷のようなものがあることを発見した。かつて火星には海が存在したということの、強い証拠かもしれない。 火星に海があったときの想像図。青い部分が海を表す。クリックで拡大(提供:ESA, C. Carreau。以下同) 「マーズエクスプレス」と火星の想像図。クリックで拡大 火星の北半球は南半球と比較すると高度が低く、海岸線や三角州のような地形も見られることから、かつて海であったのではないかと言われている。一方で、鉱物分布の研究などからは否定的な意見も出ている。 ヨーロッパとアメリカの国際研究チームは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の探査機「マーズエクスプレス」に搭載されている「MARSISレーダー」の2年以上に及ぶ北半球の観測結果を分析した

    Nean
    Nean 2015/03/06
    2012年の記事。
  • ハッブルがとらえた衝突銀河NGC 7714

    ハッブル宇宙望遠鏡が、1億光年彼方の銀河NGC 7714をとらえた。他の銀河とのニアミスで変形し、明るく重い星々が爆発的な勢いで生み出されている。 【2015年1月30日 ヨーロッパ宇宙機関】 ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた銀河NGC 7714(提供:ESA, NASA. Acknowledgement: A. Gal-Yam (Weizmann Institute of Science) うお座の方向1億光年彼方にあるNGC 7714は、青い渦巻の腕や、茶色っぽく淡いリングが特異な形を見せる銀河だ。1、2億年前、別の銀河NGC 7715(この画像には写っていない)が接近した時にお互いの重力によりこのような変形が起こった。 NGC 7714から引きずり出された青い星々の連なりを通してNGC 7715から物質が流入し、それを材料としてNGC 7714の中心部では明るい大質量星が爆発的に生み出さ

    ハッブルがとらえた衝突銀河NGC 7714
  • 2015年1月 ラヴジョイ彗星が5等台

    2014年12月下旬から2015年1月ごろ、ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)が5等級まで明るくなると予想されている。 (1月下旬以降の見え方や星図は2月の現象ガイドをご覧ください。) 2014年12月下旬から2015年1月ごろ、ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)が肉眼等級まで明るくなると予想されている。12月末にはうさぎ座で5等級になり、29日から30日ごろ球状星団M79に大接近する。年明け以降はオリオン座の西からおうし座のあたりを移動していき、4等台まで明るくなる可能性もある。双眼鏡で観察したり写真撮影したりしてみよう。 夜空での見え方。彗星の明るさや尾は、わかりやすいように大げさに表現している。クリックで拡大 赤道座標の星図。1月13日が下弦、20日が新月で、この間がとくに観察や撮影のチャンス。彗星の明るさや尾は、わかりやすいように大げさに表現している。クリックで拡大 ムックやD

  • 2014年12月14日 ふたご座流星群が極大

    ふたご座流星群が、12月14日から15日にかけての夜に見ごろとなる。夜半前までは月明かりの影響がない好条件で、空の暗いところでは1時間に30個ほどの流れ星が見える可能性がある。 毎年12月14日ごろに見られるふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並ぶ三大流星群のひとつだ。小惑星ファエトンの通り道を毎年この時期に地球が通過し、そこに残されていた塵が地球の大気にとびこんで、上空100km前後で発光して見える。 2014年は14日から15日にかけての夜が見ごろだ。流れ星の中心となるふたご座は宵のころに現れる。深夜ごろに月齢22の月が昇るので、その前の時間帯が見やすいだろう。防寒の準備を万全に。 空の条件の良いところでは、1時間あたり30個前後の流れ星が見えると予想されています。町明かりで空が明るいところや建物があって視界が開けていないところでは、実際に見える流れ星は

  • 星空ガイド - アストロアーツ

    ツール 日の出・日の入り 日の出・日の入り、月の出・月の入り、惑星の出没時刻などを計算できます。 月齢カレンダー 月齢とともにカレンダーを表示します。天体観測の計画にお役立てください。 彗星軌道ビュアー 小惑星軌道ビュアー 彗星/小惑星の軌道要素を入力すると、軌道をJAVAアプレットで表示します。 DSS全天ビュー DSSの全天分の画像を表示します。

    星空ガイド - アストロアーツ
    Nean
    Nean 2014/09/01
  • NASA探査機の採取サンプルに太陽系外由来とみられる微粒子

    【2014年8月15日 NASA/カリフォルニア大学バークレー校】 NASAの探査機「スターダスト」が地球に持ち帰ったサンプル採取器から、太陽系外からのものとみられる7個の微粒子が見つかった。今後の確認が待たれる。 星間塵とみられる微粒子のX線画像(提供:Anna Butterworth image, UC Berkeley, from STXM data, Berkeley Lab.) サンプル採取器のエアロゲルに飛び込んできた微粒子の痕跡(赤)。惑星間塵に比べて相対速度が速い星間塵は、こうした軌跡を手がかりに取り出され分析される。画像の痕跡を残した微粒子は秒速15kmと特に高速だったために蒸発した。クリックで拡大(提供:UC Berkeley/Andrew Westphal.) 探査機スターダスト(CG)。うちわのような形のサンプル採取器表面のエアロゲルで微粒子をキャッチする。星間塵の

    NASA探査機の採取サンプルに太陽系外由来とみられる微粒子
  • アルマ望遠鏡が目撃したダイナミックな星の誕生

    【2014年7月3日 アルマ望遠鏡】 アルマ望遠鏡による濃いガス雲の観測から、生まれたての星の周囲に、今まさに星が生まれる寸前のガス塊や、多重星系が作られる可能性のある細長いガス雲が見つかった。星形成の過程を明らかにする重要なヒントをもたらす成果だ。 分子雲コア「MC27」の画像。アルマ望遠鏡の観測によりガス(赤)と塵(緑)の分布がとらえられている。クリックで拡大(提供:徳田一起(大阪府立大学)/ALMA(ESO/NAOJ/NRAO)/NASA/JPL-Caltech) MC27中心部の構造。クリックで拡大(提供:国立天文台) 大阪府立大学の徳田一起さんらの研究チームが、おうし座方向450光年彼方にある濃いガス雲(分子雲コア)「MC27」をチリのアルマ望遠鏡で観測した。 この観測から、このガス雲の中にある生まれたての星(原始星)のすぐそば、約200au(約300億km)離れた位置にひじょう

    アルマ望遠鏡が目撃したダイナミックな星の誕生
  • 715個の系外惑星が一気に確定

    【2014年2月27日 NASA】 NASAの衛星「ケプラー」の観測データから715個の系外惑星が新たに確定された。地球に近いサイズの惑星を複数持つ、太陽系に似た惑星系の姿が多数明らかにされている。 「ケプラー」ミッションでは、惑星が恒星の手前を横切る時のわずかな減光から惑星の存在を知る。クリックで拡大(提供:NASA) 惑星のサイズごとの分布グラフ。今回の確定分で、地球に近いサイズのものがぐっと増加している。クリックで拡大(提供:NASA Ames/W Stenzel) これまで発見・確定された系外惑星数の推移。今回の確定分で一気に増えた。クリックで拡大(提供:NASA Ames/SETI/J Rowe) NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」が2009年5月から2011年3月にかけて行った初期観測のデータから、715個の惑星が確認された。 これらの惑星は、305個の恒星から見つかったも

    715個の系外惑星が一気に確定
  • AstroArts: 天文ニュース検索結果

    製品情報 星ナビ 2024年2月号 1月5日 発売 綴じ込み特別付録「5分でわかる天体画像処理 基礎編」 / チリ・リモート天文台で撮影 / ベテルギウス速報 / 東北プラネ巡り / 伊与原新「宙わたる教室」 / ほか アストロガイド2024 好評販売中 2024年の天文現象や星空の様子を紹介したオールカラーのムック。DVDには番組5とシミュレーションソフトを収録 ステラナビゲータ12 最新版 12.0d 美しい描画、豊富な天体データ、オリジナル番組エディタなど「星空ひろがる 楽しさひろげる」天文シミュレーション ステラショット3 12月26日 3.0bリリース 純国産のオールインワン天体撮影ソフトがパワーアップ。ライブスタックやオートフォーカスなど新機能も搭載 ステライメージ9 最新版 9.0n RAW現像からコンポジット、仕上げ調整まで、高速かつ使いやすいインターフェースで快適な天

    Nean
    Nean 2014/02/13
    「HD 140283」で。アストロアーツでもこれだけなのかぁ。
  • 2つの太陽をもつ惑星は、元の場所から動いてきた

    【2014年2月4日 ブリストル大学】 映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場するタトゥーイン星のように、2つの太陽を持つ惑星はどのようにして形成されたのだろうか。シミュレーション研究により、こうした周連星惑星は連星からもっと離れた場所で形成され、移動してきたらしいことがわかった。 2つの“太陽”を持つ周連星惑星(提供:David A. Aguilar, Harvard-Smithsonian Centre for Astrophysics) 2つの恒星がペアを成す連星の周囲を公転する「周連星惑星」は2011年に初めて見つかったばかりで、まだその発見例は少ない。理論のうえでも、連星周囲の重力環境では惑星の材料となる岩石の小天体がぶつかりあい粉々になってしまうので、惑星形成が難しいとされる。 英・ブリストル大学物理学科のZoë Leinhardtさんらによる最新のコンピュータシミュレーション

    2つの太陽をもつ惑星は、元の場所から動いてきた
  • 2013年天文ゆく年くる年

    ロシア上空に小天体が出現した瞬間。クリックで動画再生(提供:Sergey Zhabinさん) しし座の銀河と小惑星2012 DA14の軌跡。クリックで投稿画像ページへ(撮影:yuji.yamagataさん) 2013年最大の宇宙トピックといえば、ロシアを襲った小天体落下だろう。2月15日、推定幅17mの小惑星が地球の大気に飛び込み、チェリャビンスク地方上空で分裂。衝撃波により広範囲にわたって建物のガラスが割れ、1000人以上が負傷した。郊外の湖で数百kgもの隕石が回収されている。 知られる限り1908年の「ツングースカ大爆発」以来の規模、しかも人間の生活圏を襲った今回の事象は、隕石落下の瞬間が多くの車載カメラにとらえられるなど大きなインパクトを与えた。 奇しくも約16時間後には小惑星2012 DA14の近距離通過を控えていた時。両天体は無関係であることがすぐに判明したものの、大規模な天体衝

  • 「ボイジャー1号」、ついに太陽圏を脱出 人工物初

    【2013年9月13日 NASA】 1977年に打ち上げられた探査機「ボイジャー1号」が太陽圏を脱け出し、史上初めて恒星間空間を飛行する人工物となった。 人工物として初めて恒星間空間に出たボイジャー1号(イラスト)。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech。以下同) ボイジャー関連の記事ではおなじみとなった図。ボイジャー1号はついに恒星間空間に飛び出した。1号の2週間前に打ち上げられたボイジャー2号も運用中だ。クリックで拡大 ステラナビゲータでボイジャーの航路を表示。クリックで拡大(ステラナビゲータで作成) NASAの探査機「ボイジャー1号」が、人工物として初めて太陽圏を飛び出したことが公式に発表された。 同探査機は1977年9月5日に打ち上げられ、木星と土星を観測。その後は太陽系の果てを目指して飛行を続けてきた。2004年に太陽圏(ヘリオスフィア:太陽風の荷電粒子で満たされ

  • 太陽系の尾を初観測

    【2013年7月12日 NASA】 天の川銀河の中を突き進む太陽系の後ろにたなびく尾が、NASAの探査衛星によって初めて観測された。 ヘリオテイルのイメージ図。クリックで拡大(提供:NASA/Goddard Space Flight Center) 尾の方向の粒子の分布図。画像1枚目の黄色い矢印が、今回の観測視線方向(提供:NASA/IBEX) NASAの星間境界観測機「IBEX」が、太陽系の尾「ヘリオテイル」を初めて観測した。 太陽からは全方向にプラズマ粒子が放たれていて(太陽風)、太陽系が天の川銀河の中を進む方向と反対側に長く伸びる“尾”を形成していると考えられてきた(画像1枚目)。 くじら座のミラなど、太陽以外の星に尾が観測されたことはあるが、自分のしっぽを自分で見るのはやはり難しく、ヘリオテイルはこれまで観測されていなかった。 今回IBEXは、遠くからの検出が難しいプラズマ粒子の代