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ブックマーク / sociologbook.net (181)

  • あじさいと猫、小さな神社と大きな階段、少年と犬 – sociologbook

    弁天町の駅から歩いてすぐのところに、安治川の一部を四角く切り取ったような不思議な内港というか船溜まりがあって、土日は行き交うトラックもほとんどいないので、たまに散歩しに行く。工場や倉庫に囲まれ、大きなクレーンや素っ気ない小型タンカーが静かに並んでいる。海は汚いけど、とても美しい。 その日もその不思議な風景が見たくて、環状線に乗ったのだが、いつまでも続く緊急事態のせいで人恋しくなり、住宅地を歩きたくなって、野田駅で電車の扉が開いたときに飛び降りた。6月6日の日曜日の、17時ごろ。 野田駅前のファミマに警官が5人ぐらいいて、入り口に黄色い「非常線」みたいなものが張ってあって、えらい騒がしかった。コンビニ強盗でもあったのだろうかとtwitterを検索したけど、何も出てこない。 そのまま南にまっすぐ歩く。大通りの一路地裏の、旧街道のような道。古い長屋が並んでいるが、ところどころ新しいマンション

    Nean
    Nean 2021/07/14
  • サウンドと光のシャワー。2020年4月、大阪 – sociologbook

    私の好きな大阪があります。川の上の空の思いもかけぬ広さ、放置された空き地一面の野の花、そして渡船と乗り場・・・失われていないことに感謝したい光景です。おさいせんせい、素敵。

    Nean
    Nean 2020/07/10
    「万国博準備大阪市民運動」^^;
  • http://sociologbook.net/wp-content/uploads/2019/05/31190009-1024x679.jpg

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    Nean 2019/05/31
  • 花、草、木、猫 – sociologbook

    GWの神戸の写真の続き。花とか草とか木とかとか。 特に説明することもない……。どんより曇った肌寒い日だった。あんまり寒かったので、通りがかったしまむらでコットンのセーターみたいなやつ買った。1500円でした。

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    Nean 2019/05/31
  • 道頓堀のィ夜 – sociologbook

    河村信さんからNatura1600のフィルムをもらったので(もらってばっかりか)、せっかくなので道頓堀のィ夜を撮りにいった。 さすがだ。粒子は荒いけど、フラッシュなしでもぜんぜんきれい。カメラはこれも河村さんにもらった、いつもの Kyocera Tproof。 30年前、学生のときは、週イチでここらへんでオールで飲んでた。いまは外国人観光客の原宿みたいになってて、それはそれで活気があって賑やかで、楽しい。 最初の3枚は大正区の尻無川。ここで散歩したあとバスでミナミまで行って、ささやかに楽しかった。 最近ほんと、こういう「大阪市内をただただ歩くだけ」という散歩をする暇もない。 仕事減らしたい…。

    Nean
    Nean 2018/10/14
    都会、夜景のほうが美しく撮れるのはどうしてかしらね。/写真は、1枚1枚クリックしてデカいサイズで眺めるべし、皆の衆。
  • 淀川リバー – sociologbook

    フィルムカメラを持って淀川を散歩。たぶん6月ごろで、花がいっぱい咲いていた。 某企画で使うかもということだったので載せてこなかったけど、使わないことになったので(かわりにおさい先生のイラストを使うことに)、こちらに載せておきます。ごらんください。 ほんとに良い天気の日だった。

  • GW、初日で最終日 – sociologbook

    なんかすっかり写真ブログみたいになってるけど。仕事山積みだけど、1日だけ休みを取って、近場の海を見に行った。 おさい先生から「きしどんは海を見るとうれしそうにしとるなあ」と言われた。 なぜか河村信さんが突然「あげる」っていってくれた、kyocera t proof で撮りました。フィルムはそのへんで売ってるふつうのやつ。 1日だけ遊んだら、あとは仕事…。

    Nean
    Nean 2018/05/01
  • 猫のシュレディンガー – sociologbook

    シュレディンガーのの話が、むかしから嫌いだ。がかわいそうすぎる。 箱のなかにがいて、生きてる状態と死んでる状態が重なり合っている。箱を開けると、文系にはよくわからない理由で、生きてるか死んでるかはっきりする。 調べてみると、単に生きてるか死んでるかはっきりしたときの、死んでる状態って、たんに病気とかで死んでるんじゃなくて、青酸カリで殺すらしい。 シュレディンガーはなんてひどい話を考えるんだろう。シュレディンガーが憎い。 かわりに箱に閉じ込めてやりたい。シュレディンガーのではなく、のシュレディンガー。箱のなかにシュレディンガーが入っている。生きてるか死んでるかわからない。が器用に箱をあけると(たまにキッチンのドアとかを開ける子いるよね)、シュレディンガーは、いつも生きている。は飼い主にそんなひどいことをしないからだ。 シュレディンガーとのふたりは、いつまでも仲良く暮らす。 あ

  • 共有できないということをみんな知っている – sociologbook

    淡々と書きます。 きなこがいなくなった。 https://twitter.com/sociologbook/status/930026752147054593 きなこが突然いなくなってから2週間ほど経つ。きしさいとうはぜんぜん回復しない。毎日、突然どちらかが泣きだすと、つられてもうひとつのほうも泣きだす。椅子に座ったり立ったり、なにか動作をするたびにため息ばかりついてるし、泣きすぎて頭がいたくて頭痛薬ばかり飲んでいる。ぜんぜん効かない。 ずっと頭が痛くて、目の奥のほうが重い。ちょうどこれは、泣きすぎたあとの感じと同じだ。もちろん、一日じゅう泣き続けているわけではないが、泣いていないときでも、泣いてるときと同じような頭痛と、目の重さがある。 たぶん、自分でもわからない、脳の奥のほうでは、ずっと泣き続けているんだろうと思う。さすがにもう普通に電車乗って出勤して、授業も会議も出てるし、友だちとく

    Nean
    Nean 2017/11/22
  • 大阪、左半分 – sociologbook

    大阪左半分」(西半分)の、さみしい、さびれた風景が好きで、住んだことはないけど、ずっと憧れている。 工場、運河、倉庫、トラック、港、コンテナ、高速道路、小さな公園、巨大な団地。 『ビニール傘』という小説を書いたとき、どうしてもこの風景にしたかった。最初の一枚は、冒頭でタクシーの「俺」が、キャバ嬢の「女」を拾う場所。 小雨のなか、写るんですを手に持って、ビニール傘をさしながら散歩した。

    Nean
    Nean 2017/10/30
    陋巷趣味、大阪に合う感じ。
  • 雨すごかったですな – sociologbook

    雨すごかったですな ──すごかったなー。もう(台風)すぎたかな すぎたみたいですな。もう大丈夫でっせ。 ──あ、そうか。 *  *  * ──おっちゃん、ずっと京都? 京都……。もう40年ぐらいになりますかな。70やから、もう40年かな ──70歳か! 若いな。 何言うてますの(笑)。 ──ずっと京都で働いてんの? そうですな。 ──タクシーはそんなに長くない? ええ、タクシーは長くないですわ。 *  *  * もとは和歌山。 ──あ、和歌山な 親父が運送屋はじめて、そのてったい(手伝い)してましてん。それが始めのころはえらい儲かって、調子乗ったんですな。親父に怒られて、もう出ていけーちゅうて(笑)。ほな出てったるわーいうて、それからですわ。 親父亡くなるまで帰りませんでした。 ちょうど京都に兄貴がおったんで、そこに転がり込んで。 いろんなことありました。いろんなことしました。 四条に、ハ

    雨すごかったですな – sociologbook
    Nean
    Nean 2017/07/05
    “──そうか(笑)”^^;
  • 明石と須磨 – sociologbook

    1日だけ休みをとって、ぶらっと電車乗って、明石と須磨に行ってきた。近いところにある、遠い昭和。 はじめてちゃんと明石焼きをべた。あれはうまいいものだな。ついつい、ビール。 また電車乗って須磨へ。ロープウェーに乗った。 ずっと昔からある昭和。いつでもそこにある。ちょっと電車に乗ったら、いつでもそこへ行ける。手に触れることもできる。 楽しかったから、調子に乗って「写るんです」で撮りすぎて、すぐにフィルムが切れてしまって、須磨のロープウェーの次に乗ったリフトの写真とかを撮れなかった。 写るんです、楽しいな。そのへんのコンビニとかでぱぱっと買って、これだけ持って、また電車乗ってどこか近所にある遠い昭和を見にいこう。

    明石と須磨 – sociologbook
    Nean
    Nean 2017/05/10
    そんなところにブラタモリ。
  • 写したんです。 – sociologbook

    最初に鈴木育郎さんとお会いしたのは太田出版の『atプラス』の「生活史特集号」の撮影のときで、なぜか私の写真が表紙になるということで、恥ずかしかったけど、どうせならと撮影場所には大阪の京橋という下町の盛り場をお願いした。 はじめて会った鈴木さんは、背の高い、男臭い、ボクサーみたいなかっこいい人で、真っ赤なコートを来て、手ぶらで京橋駅の改札に現れた。「え、手ぶらなんですか」って聞くと、ポケットからボロボロの古いニコンを出して、これ一台だけです、レンズもこれだけで十分ですと言った。やられた、この人かっこいい。 撮影も楽しかったけど、フィルムで撮られた写真がほんとうに、とても素敵で、そのときの写真はいまでもときどきプロフィール写真として使わせてもらっている。 いいよなあ、フィルム。 もちろん鈴木さんの足元にもおよばないけど、なんとなく自分でも遊んでみたくなって、よく見ると近所のコンビニや写真屋さん

    写したんです。 – sociologbook
  • ここが、トイレです – sociologbook

    先日、たまたま降りた小さな駅でトイレに行ったら、誰もいない無人のトイレで、機械の声がエンドレスで流れていた。 ここが、トイレです。右が男性用、左が女性用です。 ここが、トイレです。右が男性用、左が女性用です。 誰もいないトイレで、意思をもたない機械が、その電源が続く限り、ここがトイレだと、世界に向かってつぶやき続けている。その言葉が誰かに届くかどうか思い悩むこともなく、誰かに届けと祈ることもなく、ただここがトイレですよと、右が男性用で、左が女性用だと教えているのだ。 そして、視覚障害者の方だけでなく、そのときの私のような、たまたま通りがかった者もまたこの声を聞き、そうか、ここがトイレか、そして右が男性用で、左が女性用なのだなと、知ることができる。 あのトイレの声は、今日もまた、これを書いている今も、ここがトイレですと、誰もいない宇宙に向かって、大事な言葉を送っているのだろう。 そういう言葉

    Nean
    Nean 2017/02/10
    ヒトのことばの粗方もそうだったりしそうな。
  • 包まれる眼鏡 – sociologbook

    ふと思い立ってメガネを新調した。もう10年以上、あるいは20年近くにもなるだろうか、同じものをかけ続けていて、フレームもボロボロだったし、だいたい度が合わなくなっていた。 せっかくやしめったにないことだしちょっと張り込んで、グランフロントの金子眼鏡に入った。 いろいろ丁寧に視力を測ってくれた。結論としては、右目が近視+遠視で、左目が近視+乱視で、その乱視が相当度が進んでいて、これでは見づらいでしょう、ということだった。 左右の度があまりにも違うので、「外では右目、仕事で近いところを見るときは左目」になっていた。利き目は左目である。右目を使うのがしんどくて、仕事用の眼鏡(老眼鏡じゃないよ!単なる度のゆるい近視用の眼鏡だよ!!←必死)を外でもずっとかけていて、左目ばっかり使っていた。 で、昨日、その眼鏡ができあがったので、店まで取りにいった。その場でかけてみた。 世界、めっちゃ立体やな(笑)。

    Nean
    Nean 2016/10/18
    “両目使うと世界が立体に見えることを学んだ”。ここ、うまいなぁ。
  • スポーツって何ですか – sociologbook

    なんかスポーツができる人間だったら、もうちょっといまとは違う人生だったかな、と思う。 スポーツ何もかもできないし、できないだけじゃなくて、見てても何やってるかわかんない。バスケもサッカーも、ひととボールがランダムにあっちいったりこっちいったりしてるようにしか見えない。ボクシングとかのすごい試合をyoutubeで見ても何やってるか理解できないし、マラソンの中継とかを長時間テレビで見続けられるのが信じられない。走ってるところみてどこが面白いのか理解できない。 これほど徹底的にスポーツができない、できないだけじゃなくて見ててもルールすら理解できない人間じゃなくて、もうちょっと人並みに体を動かすことができたら、もうちょっと違う人生だっただろうか。 とにかく普通に走ったり、ボール投げたりができない。特に球技がまったくできない。飛んできたボールを受け止めることもできない。20m走ると息が切れるのは、子

    Nean
    Nean 2016/09/05
    “体を動かして、その体を動かすということ自体が楽しい、と思ったことが一度もない”。
  • 「セルヒオ君の証明」 – sociologbook

    先日、コロンビアで、ひとりの成績優秀な少年が投身自殺した。16歳だった。彼はゲイで、クラスメートの男子生徒と付き合っていることが学校にバレて、退学まで追い込まれた。そして恋人の両親が、彼を自分たちの息子に対するセクハラで告訴した。彼が自殺したあと、校長は彼の死を悼むどころか、「アナーキストの無神論者の同性愛者」と罵った。葬儀に参加したクラスメートたちは、学校を無断欠席した罰として土曜日の補講を言い渡された。 あまりにも悲痛なこの事件の記事を、友人のきじぇーろ君(@quilleroinjpn)が日語に翻訳しました(日語の文章表現は私が多少手直ししました)。 ————————————— 「セルヒオ君の証明」 ─セクハラで訴えられた息子の名誉を挽回するため両親が動く。16歳のセルヒオ君の自殺の経緯。 エル・エスペクタドール紙 2014年9月7日  11:28 AM http://www.el

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    Nean 2016/08/06
  • 生駒が見える日 – sociologbook

    きょう、銀行で2時間もローン借り換えについて相談して、疲労困憊した。ああいう事務的な話は普段慣れてないので当に疲れる。事務仕事は、大学でも失敗ばかりだし。ほんとうに苦手。 対応してくれたのが若い銀行員の男子で、いまどきのイケメンだったんだけど、新卒で、はじめての客だったので、先輩も横について、たどたどしく説明してくれた。普段ならいろいろツッコミを入れるところだけど、実は俺のゼミの卒業生が毎年のようにたくさん銀行や信用金庫に就職していて、あああいつらもこんなことやってんだな、と、なんかしみじみした。 こないだからしみじみしてばっかりですが(前回のエントリ参照)。 頭がくらくらしたので、連れ合いの「おさい」とふたりで、帰りに遠出して、淀川まで散歩した。きょうはたまたま、ものすごく空気が澄みわたっていて、遠くのほうまではっきりと見えた。広い淀川の対岸の堤防を歩く人の姿まで見えた。 きょうは空気

    Nean
    Nean 2015/12/08
    大阪の屋外の鉄、橋でも柵でもホントによく錆びている^^;
  • にゃーのウィルスと貧乏ゆすり – sociologbook

    さっき研究室に学生がふたり遊びに来てて、ちなみにカップルなんだけど(笑)、彼氏がガタガタ貧乏ゆすりしてるのを彼女がその膝を叩いて「貧乏ゆすりやめーやー」と言った。 なにお前ら夫婦みたいやねんな(笑)。 わたし貧乏ゆすり嫌いなんですよー。先生も貧乏ゆすり嫌いでしょ いやー、そういや歳のせいか、おれのまわりで貧乏ゆすりするやつさいきん見んな。おれもしないし。 あー、じゃあもう貧乏じゃなくなったんですね。 なんか知らんけど、笑いながらもグッときた。しみじみしてしもた。そんなに意味はない。こういうのに意味なくいちいちしみじみする年齢なんだろう。 そういえば、先週も、2回生あいての少人数のゼミで、2回生ももう12月になると、学生生活も半分終わりやな、という話をしてた。 どうやねん、キミらもう大学生活半分終わってんねんで! わー、いややー まあ、おれなんかもう人生の半分以上終わってるけどな。 ここでも

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    Nean 2015/11/26
    なんかこの手の文章に、最近磨きがかかってません?
  • カレーと春巻き – sociologbook

    風邪で仕事を休んでいる。のに、自宅の書斎で仕事をしている。なにかおかしい。でもしょうがない。 ときどき手を休めてネットでうだうだする。Twitterはエゴサーチと告知だけ(うざかったらごめん)、Facebookは愚痴を書く。おもにはてブとTumblrからいろんなところに飛ぶ。 このひとの極端に静かで寂しい写真が好きで、気がつくと1枚の写真を5分ぐらい見てたりする。 http://williambroadhurst.tumblr.com/ とくにこの1枚に目が止まった。 耳を叩く風の音まで聞こえてくるようだ。足元から冷えてくる。 ふと、この場所を探したくなった。キャプションには「Srawell, VIC」と書いてある。検索するとそこはオーストラリアの、内陸の、とても小さな街だ。人口はわずか6000人。 https://en.wikipedia.org/wiki/Stawell,_Victor

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    Nean 2015/10/17
    “たぶん死ぬまでここに行くことはないだろうし、Mingさんに会うこともないろうし、「このあたりでいちばんうまい」とレビューに書かれているカレーと春巻きを食べることもないだろう”。と思っていると……。