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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (46)

  • センター試験前夜 | 5号館を出て

    時折、雪がちらつき寒さは相変わらずですが、特に大雪の恐れもなさそうです。5号館の廊下を歩いてみると入試の準備に出会いました。 受験生に刺激を与えないようにとか、場合によっては試験の解答に役立つような情報が載っていないともかぎらない、などという理由だと思いますが、校舎内の掲示は外すか、こうして「目隠し」で覆ってしまうようになりました。 昔は、それほど気にされてはおらず、試験の前後や合間にそうした掲示を見て「大学らしい」と感動する受験生もいましたから、なんでもかんでもこうして隠してしまうことが当に良いのか悪いのかはわかりません。しかし、センター試験の実施マニュアルが毎年まいとし前年のトラブルを受けて、それを避けるための注意事項がどんどん増えて厚くなっている昨今の事情は、ポスター等をおおらかに公開しておくということは許さないのだと思われます。 もちろん、スマホや「昨日の紛らわしい時計」なども全

    センター試験前夜 | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2014/01/18
    “部屋が暑すぎたり寒すぎたりしたら、遠慮せずに会場の監督員に申し出ましょう。会場にいる人は監視のためにいるというより、皆さんに心地よく試験を受けてもらおうとするためにいらっしゃいます”
  • 近眼だけど目が見えていたヒトデ | 5号館を出て

    ヒトデが5の腕の先に複眼をもっているというのは、かなり昔から知られていたことですが、せいぜい光の向きを感じるくらいだと思われていたその目で実は物体が見えていた、という論文が出ました。 Garm A, Nilsson D-E. 2014 Visual navigation in starfish: first evidence for the use of vision and eyes in starfish. Proc. R. Soc. B 281: 20133011. http://dx.doi.org/10.1098/rspb.2013.3011 オープンアクセス論文なので、どなたでもここにアクセスすると全文を読めますし、pdfのダウンロードもできます。 材料になったヒトデはアオヒトデという美しい青色のヒトデですが、おもしろいことに自然に生きているものの実験は沖縄のアカジマというと

    近眼だけど目が見えていたヒトデ | 5号館を出て
  • 大学公式ページでのGoogleMap禁止令と彩雲 | 5号館を出て

    便利なので大学のホーム・ページなどでもアクセス情報にGoogleMapなどを使っているところが増えてきています。 ところが、今日そうしたホーム・ページなどで「領土等が正しく表示されていない地図」を使っている場合には「利用を停止し,PDFに差し替えるなどして正しい地図情報を掲載願います」というお触れが回ってきました。 一瞬なんのことか意味がわからなかったのですが、添付されていた国土地理院の資料「領土等が正しく 領土等が正しく 領土等が正しく 表示 されてい されてい されてい ない地図の例 ない地図の例」を見て、疑問は氷解しました。 南や北でロシア韓国中国と領土問題が生じている地域に関して、日が主張している領土をそのまま表記していない地図は「正しくない地図」として使うことを中止するようにとの勧告のようです。 GoogleMapなどで大学周辺の地図を表示している場合には、表示領域をどんど

    大学公式ページでのGoogleMap禁止令と彩雲 | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2013/09/20
    お触れそのものはどこが出したのかしら? 国土地理院? 文科省?
  • 1億5千万年のサカナの進化を一枚の図で理解する | 5号館を出て

    PNASの7月30日号(July 30, 2013 vol. 110 no. 31)に眺めているだけでも楽しくなるサカナの進化系統図が出ています。 オープンアクセスになっていますので、誰でも全文を読めますし、pdfでダウンロードすることもできます。下のタイトルをクリックするとPNASの全文表示ページが開きます。 サカナの進化といってもサカナすべてというわけではないのですが、サカナの主要なグループである硬骨魚類の中でも主要なグループである英語では spiny-rayed fish と呼ばれるグループの進化の全貌です。日語では棘鰭上目(きょくきじょうもく)と呼ばれるグループのお話です。ウィキペディアによれば、この仲間には「スズキ目やカサゴ目など13目267科2,422属が所属し、魚類全体の約半数にあたる14,797種が含まれる」のだそうです。この種数の多さはなんと現存の脊椎動物の3分の1を占

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  • 両生類上陸の証拠となる化石が続々 | 5号館を出て

    脊椎動物はサカナが両生類になって上陸したということになっていますが、実はこのあたりの証拠となる化石が決定的に不足していました。最近になって、手を持つサカナであるティクターリクの化石がカナダの北極圏から出てきたりしているものの、まだまだ上陸したばかりの両生類の化石は足りません。 この時代(デボン紀から石炭紀)に、海中から両生類が上陸したことは間違いないのですが、上陸したはずの両生類やその餌になったはずの節足動物(ムカデやサソリなど)の化石の発見が全然進んでおらず、古生物学上の謎の一つとして魚類から両生類への脊椎動物進化を示す化石が「抜けている」こと、つまりミッシング・リンクとなっているを、有名な脊椎動物の進化解剖学者であるローマーの名前をかぶせて、「ローマーのギャップ」とも言われてきました。 その有名な「ローマーのギャップ(Romer's Gap)」が埋められるような化石がスコットランドから

    両生類上陸の証拠となる化石が続々 | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2012/03/08
    リボー。
  • 電子図書館実証実験始まりました | 5号館を出て

    ちょっとPCのものと見え方が違うのがおわかりでしょうか。iPadでは読めない図書もあって、それはPCと表示されています。ただ「読む」というボタンが表示されているものは、iPad (iPhone, iPod touch) の DBookReader で読むことができます。画像ものはこちらのほうが読みやすそうです。 借りるという行為が簡単にできると、次々とを借りては返してということを頻繁に繰り返したくなります。を選ぶためには最高の方式かもしれません。そして、当に欲しくなったらほんの数日しか借りられない図書館ではなくオンライン書店から電子書籍を買いたくなると思いました。 まだまだ貸し出されているが少ないですし、電子書籍に最適化されているものはさらに少ないですが、電子図書館電子書籍店舗が充実してくると、との付き合い方がまったく変わってくるだろうと予感しました。 これは抵抗してなんとかな

    電子図書館実証実験始まりました | 5号館を出て
  • プラナリアには中心体がない | 5号館を出て

    動物の細胞分裂では、染色体の分裂に先立って中心体という構造が2つに分かれ、それぞれの中心体が微小管という構造物で染色体を引っ張ると教科書に書かれています。 (図はこちらから引用させていただきました。) ただ中心体がなくても起こる細胞分裂も知られており、植物の細胞は基的に中心体を持っておりませんし、動物でも減数分裂の時や、初期発生の一時期に中心体を持たずに細胞分裂をするものは意外とたくさん知られております。というわけで、染色体が分裂する時に重要なのは中心体ではなく、微小管で紡錘体という構造がきちんとつくられるかどうかだということになっています。微小管がどのように染色体を引っ張るのかはこちらの動画を見るとよくわかります。 減数分裂の時に中心体が消えてしまうものや初期発生の時に中心体が消えている動物でも、それ以外の時期に起こる細胞分裂の時には中心体が現れることが多く、一生の間ずっと中心体を持た

    プラナリアには中心体がない | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2012/01/27
    プラナリアンなんていうと『星を継ぐもの』を思い浮かべちゃうな。
  • ポスターの作り方 | 5号館を出て

    学会が終わってしまって,タイミングとしては悪いのですが,今日のThe Scientist Dailyに再掲されていた記事が目に止まりました。(元記事は9月1日に出ていたようです。) Poster Perfect By Edyta Zielinska How to drive home your science with a visually pleasing poster こちらは先週の動物学会大会のポスター会場です。 ポスター発表はもはや国際標準の発表スタイルというわけです。 こういうことをすぐにマニュアル化する彼の国では,ポスターの作り方についての記事ややポスターなどが繰り返し出てきます。この記事のそういうもののひとつで,読んでみるとどれも同じようなことを言っているのですが,読むたびに「なるほど」と思うのは,ついついポスターを作る時には忘れてしまうからなのですね。 というわけで,思い

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  • 分子データでもつながったクマムシ,カギムシ,節足動物 | 5号館を出て

    この2種類の動物は,昔からエビ・カニやクモ・ゲジゲジ・昆虫などを含む節足動物に近いと考えられてきており,我々も大学の系統分類学ではそのように習った記憶があります。 ところが分子生物学的データを使った研究によると,カギムシと節足動物が近いというデータはたくさん提出されているのですが,クマムシはむしろ線虫に近いというデータが多く,論議を読んでいたのだそうです(私は,ちっとも知りませんでした)。 日時間で日出たオンラインのPNASには,その「矛盾」が解消されたという論文が出ていました。 Published online before print September 6, 2011, doi: 10.1073/pnas.1105499108 PNAS September 6, 2011 こちらが系統樹の全体像です。 ちょっと見難いかもしれませんが,真ん中あたりに描かれている絵をみるとだいたいわ

    分子データでもつながったクマムシ,カギムシ,節足動物 | 5号館を出て
  • 発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て

    原子力発電所から漏れ出る放射性物質は、たとえ「微量」でもすぐに全国あるいは全世界レベルで検出されるようになるので、たとえ地上も空も立ち入り禁止区域になっている発電所で起こっていることがわからなくても、発電所で放射能漏れを伴う深刻な事態が起こった場合にはそれを隠すことはできません。逆に、発電所で起こっていることが発表されないにもかかわらず、全国レベルで観測される放射線レベルの異常があった場合には、逆に発表がためらわれるほどの状況であることがすぐに露呈してしまいます。 おそらく今朝(3月21日:注)の未明にそうした事態が起こったのではないかと思われます。 これは、ryugo hayano (@hayano) さんが佐々木、初田、永田、早田さんとともに、文科省の発表したデータを見やすくグラフ化してくださったものです。 3月16日に急激な上昇を示した茨城県で、今日の未明から検出される放射線量がまた

    発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2011/03/22
    気にせざるを得ない論考。
  • 2億3千万年前に退化したカエルの下顎歯が2千万年前に再進化 | 5号館を出て

    コロンビアやエクアドルに住むフクロアマガエル(Gastrotheca guentheri)というカエルがいます。 (public domain: Wikipedia) このカエルは、メスが背中のフクロの中で卵を育てるということでも有名ですが、Wikipediaにも書いているように、当の歯(true teeth)を持った唯一のカエルなのだそうです。 上顎には細かい「歯」がたくさん生えていますが、下顎には歯がまったくありません。 写真を見つけることができなかったのですが、このフクロアマガエルには上顎だけではなく、下顎にもちゃんとした歯が生えているのだそうです。 BBC Earth Newsによると、進化を考えるとカエルでは2億3千万年前に下顎の歯が退化して以来、その後に進化したカエルはすべて下顎に歯が生えていないのですが、なんと2千万年前にこの種が出現した時に下顎の歯がまた進化してきたという

    2億3千万年前に退化したカエルの下顎歯が2千万年前に再進化 | 5号館を出て
  • 日本人がいなくなる日 | 5号館を出て

    生物学の講義の中で、生物は種の個体数の増加率がたとえほんのちょっとでも0以下になれば、遅かれ早かれ絶滅するという話をします。現在、日の人口増加率はゼロを切って減少期にはいりました。 これは社会実情データ図録さんのところからお借りした図です。 このまま増加率が0以下を続けていくと仮定すると、こんなことになるという計算が成り立ちます(ブログ「吹き矢倶楽部 出生率はその国の心電図」より)。 これは「2004年出生率、死亡率一定と仮定して国立社会保障・人口問題研究所が予測した数値」ですので、日の最高権威の推計だということになります。つまりこのままの少出生率が続くと日人は2500年頃には一人もいなくなるという計算です。2500年というと、あと489年後です。天文学的未来ではなく、500年前といえば日は戦国時代のあたりです。500年後は十分に「近い未来」だと思います。 国の研究機関である国立社

    日本人がいなくなる日 | 5号館を出て
  • ウイルス遺伝子をゲノムに取り込み進化するバクテリア | 5号館を出て

    先週22日に届いた Nature communications の新着論文のお知らせメールに載っていたはずですが、完全に見落としていました。それが、とてもおもしろいということを ScienceDaily のニュースで認識させられました。 Bacteria Have One of Nature's First Immune Systems バクテリアは自然界で最初の免疫システムを持っていた タイトルだけではなんのことかわからないのですが、要するにバクテリアはゲノムの中にウイルス(バクテリオ・ファージ)の遺伝子を取り込むことで、ウイルスが中で増殖して破壊されてしまうことを阻止する(これが「免疫」ということでしょうか)だけではなく、ファージの遺伝子を積極的に利用して抗生物質に対する耐性のみならず、過酸化水素、酸や熱、浸透圧に対する抵抗性を獲得してパワーアップしていることがわかったというお話です。

    ウイルス遺伝子をゲノムに取り込み進化するバクテリア | 5号館を出て
  • パンダが肉食を捨てる原因となった決定的遺伝子変異が起こった時 | 5号館を出て

    今年の初めにジャイアント・パンダのゲノム解析の結果が発表された時に、彼らの肉の「旨味」を感じるレセプタータンパク質の遺伝子が壊れていることがわかったことと、彼らの持っているタンパク質分解酵素などは肉のクマとほとんど違いがないことから、彼らが肉から草(笹)に変わった決定的原因は、この旨味レセプターの変異だったことが推測されています。 (C) photoXpress 今日のNewScientistに短いながらも、そのことに言及した記事が出ていました。 How the giant panda lost its taste for flesh ジャイアント・パンダはどのように肉の旨味を感じなくなってしまったのか それによると、肉の旨味を感じるUmami受容体を構成するタンパク質を作るTas1r1という遺伝子が、パンダの祖先でおよそ420万年前にその働きを失うような変異を起こしたということで

    パンダが肉食を捨てる原因となった決定的遺伝子変異が起こった時 | 5号館を出て
  • 北大教授のセクハラ処分 | 5号館を出て

    今朝、読売新聞のサイトで第一報「北大教授にセクハラ諭旨解雇処分通知、人は否定」を見て、びっくりしました。一方で、2週間ほど前に近いうちに理学部に関係のある重要人物が新聞に載るようなことになるという話を聞いていましたので、これがそれかと妙に納得したのも事実でした。 渦中の教授は理学部生物学科(動物学)で、私の後輩だった男です。彼は学生の頃から、神経生物学に強い興味と特異な才能を示していたことが、記憶に残っています。私がまだ助手になり立てで動物発生学の実習を教えた時に、彼は動物の発生における細胞相互作用を神経ネットワークとのアナロジーで議論した「レポート」を出してきて、こんなすごい学生もいるのかと衝撃を受けたものです。 やはり彼は人間の脳に興味があったようで、京大の霊長研の大学院にあっさりとはいり、大学院を出るか出ないかという若さで「知性の脳構造と進化」という意欲的なを出して、脳科学者のス

    北大教授のセクハラ処分 | 5号館を出て
  • 英語を公用語にすることが国際化なのか | 5号館を出て

    今朝の朝日新聞「私の視点」に、大阪大学の成田一さんという方の「英語の社内公用語 思考及ばず、情報格差も」という投稿が載っていました。最近は日国内など日人が多いところでの会議などを英語で行うことが、国際化という見地から先進的であるかのようにもてはやされる傾向にあるようですが、それは決して良いことではないという意見が載っていました。 (文には著作権保護のためにモザイクをかけてあります。) 人間の思考は脳の「作業記憶」における活動だが、作業記憶にはリアルタイムの処理の時間と容量に制約がある。日人は英語の聴取・理解と発話構成に手間を取られ、論点を分析し対案を提示する「思考」に作業記憶を回せなくなるため、思考に専念できるネーティブ主導の討議になる危険性が高いのだ。 「情報共有」の問題も重要だ。母語なら討議内容を深められるが、日の会社で外国語を公用語にすると、多くの社員の間で「情報が正確に共

    英語を公用語にすることが国際化なのか | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2010/09/21
    昨今の英語の「公用語化」は、所謂「国際化」といった呑気なことを目的としていないんぢゃないのかなぁ。すごく単純素朴な生き残りのための選択ぢゃないのか。
  • なぜヒトと家畜の感染症対策がここまで違うのか【追記 ソース】 【追記2 口蹄疫の正しい知識1~11】 | 5号館を出て

    2010年 07月 28日 なぜヒトと家畜の感染症対策がここまで違うのか【追記 ソース】 【追記2 口蹄疫の正しい知識1~11】 宮崎の口蹄疫もようやく非常事態宣言が解除されるところまできました。殺された大量の家畜の損害もさることながら、今後家畜を育てている農家が感染症爆発以前のようにウシやブタの畜産を軌道に乗せるところまでは、どのくらいのお金と労力と時間がかかるのか想像もつきません。 畜肉が世界的に流通している現状を考えると「世界標準」の対応を迫られるということもわからないわけではないのですが、たとえ今はそれが常識でも間違っているのであれば新しい常識を世界に提案していくという外交をできるくらいの、科学的・経済的・政治的位置に日がいてもおかしくないと思うのは私だけなのでしょうか。 5月にも書きましたが、普通の風邪をひいたからといって感染の拡大を防止するためにヒトを殺したりはしないのに、風

    なぜヒトと家畜の感染症対策がここまで違うのか【追記 ソース】 【追記2 口蹄疫の正しい知識1~11】 | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2010/07/29
    ヒトはやはりソースの世俗的権威によって情報を信じてしまうところが大きいのだと思う。そしてそれはかなりの部分避けがたいところ。カウンター情報をどう広げてゆくかはとても大切な意味を持つ。
  • なんとベルツノガエルのオタマジャクシが鳴くことが発見された | 5号館を出て

    最近は人気が高いので、ペットショップなどで見かけることもそれほど珍しくなくなったベルツノガエルですが、なんとそのオタマジャクシが鳴くことが発見されました。 ありがたいことに、またBBCの EARTH NEWS で解説記事が出ており、そこにオタマジャクシが鳴くところが動画で掲載されています。 Frog tadpoles 'scream' underwater discover scientists 最初の動画は、水から取り出した後足の生えたオタマジャクシをいじめているところで、ギッギッという感じで短く鳴きます。 オタマジャクシはあまり水の外に出ることは想定されませんので、水の外に出して「鳴いた」からと言って彼らが生理的に「鳴く」のかどうかは疑問ですが、次の動画はほんの一瞬なのですが、水中にいるオタマジャクシを金属のヘラでつつくと、ギッと言って泳ぎ去るところがとらえられています。 ベルツノガエ

    なんとベルツノガエルのオタマジャクシが鳴くことが発見された | 5号館を出て
  • スズメが消えた! | 5号館を出て

    サイレント・スプリングを目撃しているような気分です。 今年の冬は例年にない大雪だったので、わが家のバードテーブルもしばしば雪に埋没してしまい、その影響でスズメたちがどこか別の餌場へ移動したのだと思っていました。それにしても、昨年の同じ時期には毎日数十匹のスズメが群がっていた餌台にせいぜい来ても2-3匹のスズメしか見られない日が続いていたので、ひょっとすると何がもっと大きな異変が起こっているのかもしれないという、なんとはなしの不安感を抱きながら春を迎えました。春になれば戻ってくるだろうと思っていましたが、スズメの声で起こされることなどまったくない日々が続いています。 そんな折、数日前に北海道新聞でスズメが減っているという記事が出ていたという情報をもらいました。今なら、5日付けのオンラインニュースが読めます。 身近な野鳥スズメがこの冬、全道各地で姿を見せなくなったとの報告が相次いでいる。バード

    スズメが消えた! | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2010/03/11
    ん?
  • イギリス沿岸でシャチが種分化中(とBBCが言っている) | 5号館を出て

    BBCニュースで仕入れました。 Two killer whale types found in UK waters イギリス沿岸に生息するシャチに2つのタイプがあることがわかったという記事です。同じ場所に住んでいるのに、異なるグループとして認識されるということは、シャチ同士でそれぞれのグループを認識しているということになり、交配もグループ内で行われていることがはっきりすれば、それは生物学的には別種として区別されるということになります。 私のわずかな知識によれば、英米で killer whale (Orcinus orca) 殺し屋クジラと呼ばれているシャチ(これはアイヌ語だそうです)は、世界中で1属1種だけだと思っていたのですが、この記事とそのもとになっている雑誌 Molecular Ecology によれば、イギリス沿岸だけでもどうやら別種といえるくらい異なったシャチの集団が2つあるらし

    イギリス沿岸でシャチが種分化中(とBBCが言っている) | 5号館を出て
    Nean
    Nean 2010/01/07
    ネアンデルタールの名があると、何でも気になる。 QT @yu_kubo: [進化][生物学]シャチの種分化について。これはホモ・サピエンスとホモ・ネアンデルターレンシスくらいの違いがあるのかな?