昭和10年頃から昭和30年頃までの、国民生活上の労苦についての歴史的資料・情報を収集、保存、展示している昭和館。今回の特別企画展は、かつて想像されていた懐かしい未来=レトロフューチャーをテーマに、少年文化の魅力を紹介していく試みです。 展覧会は3章構成で、第1章は「空想科学(SF)の黎明」。冒頭に展示されている押川春浪「海島冒険奇譚 海底軍艦」は、明治33年の発表。日本SFのさきがけです。 昭和初期に活躍した海野十三は、日本SFの父。宇宙、海底、未来などをテーマに、多くの科学冒険小説を発表しました。 その海野や山中峯太郎らが少年向けの作品を書いたのが、講談社の『少年倶楽部』です。発行部数が伸び悩んでいた少年倶楽部は、挿絵画家に樺島勝一を起用、大きく飛躍していきました。 写実的で精密な樺島の作風は、小説の世界観とマッチ。特に海の表現は見事で、「船のカバシマ」と讃えられました。展示されている原
乾燥し、生前の姿が残っているミイラ。以前は好奇の対象でしたが、20世紀に入ると学術的な調査が行われるようになりました。世界各地からミイラを集め、文化的な背景や死生観を探る展覧会が、国立科学博物館で開催中です。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く