技術評論社より2月10日に発売された拙著『ActionScript 3.0パフォーマンスチューニング』から、ActionScript 3.0の最適化の仕方をご紹介する特別編の2回目は、配列エレメントすべてをforループでいかに速く扱うかだ。でも、この特別編の1回目(第54回)に配列よりVectorクラスを使えといったではないか、と訝る向きもあろう。そのとおりだ、Vectorオブジェクトが使えるなら、使ったほうがよい。 だが、Vectorクラスを使うためには条件があった(第54回「【特別編】配列の処理をVectorオブジェクトで最適化する」の「Vectorクラスのおさらい」参照)。Flash Playerのバージョンも10以降でなければならない。そのため、配列を用いるしかない場合がある。それに、Vectorクラスで使えるテクニックは、文法の違いを除いて、ほぼ配列でも通用する。しかし逆