東京電力福島第一原子力発電所の「サブドレン」と呼ばれる井戸の地下水から、高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、その2日後には濃度が急激に下がっていたことが分かりました。 東京電力は、大雨で放射性セシウムが一時的に運ばれたとみていますが、根本的な対策は難しいとしています。 福島第一原発では、建屋の周囲にある「サブドレン」と呼ばれる井戸のうちの2か所で、今月22日に採取した地下水から放射性セシウムが、それぞれ1リットル当たり42万8000ベクレルと45万8000ベクレルのこれまでで最も高い濃度で検出されました。ところが、その僅か2日後には、片方の濃度はおよそ80分の1の5200ベクレル、もう一方はおよそ1000分の1の470ベクレルにまで急激に下がり、その後は大きな変動は見られないということです。 これらの井戸は、汚染が激しい別の井戸と地下でつながっていて、東京電力は、今月繰り返し降った大
28日朝、東京電力福島第一原子力発電所1号機で建屋カバーの解体に向けた作業中に機材が強い風にあおられてカバーの天井部分が破れ、東京電力は作業を中断して対応を検討しています。 周辺の放射線量などの値に変化はないということです。 東京電力によりますと、28日午前8時半ごろ、福島第一原発1号機の建屋カバーの解体に向けて、クレーンでつり下げた機材をカバーの天井部分に差し込んで放射性物質の飛散を防ぐ薬剤をまく作業をしていたところ、この機材が強い風にあおられ、カバーの天井が幅およそ1メートル、長さおよそ2メートルの三角形の形に裂けるように破れたということです。 周辺の放射線量や、空気中の放射性物質の濃度の値に有意な変化はないということです。 東京電力では、現場付近の風速は2メートル程度と、作業が可能かどうかを判断する目安としている風速10メートルを下回っていたものの、突然、強い風が吹いたとしています。
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