『世界標準の子育て』(船津 徹著、ダイヤモンド社)の著者は、日本の金融会社、幼児教育の会社を経て、英語教材制作会社を立ち上げたという人物。その後アメリカに移住し、現在はホノルル、ロサンゼルス、上海で英語学校を経営しているのだそうです。 これまでに預かってきたアジア諸国出身の子どもたちは、のちにハーバードやイェールなど世界の難関大学に進学し、グローバル企業に就職して世界的に活躍中。しかし彼らは最初から優秀だったわけではなく、誰もが一度は「競争の壁」にはばまれ、挫折や自信喪失を経験しているのだといいます。では、どうやってそれらを克服してきたのでしょうか? その時支えになるのが、困難に負けない「強い心」です。強い心は、子どもが勝手に身につけるものではありません。育て方によって身につく、後天的な資質なのです。(「はじめに」より) そこで本書においては、学問的な理論をベースにしながら、多くの親御さん