6月15日、大手町レベル21にて、世界最大級のトータル・ヘルスケア・カンパニー、ジョンソン・エンド・ ジョンソングループの製薬会社・ヤンセンファーマ株式会社による「第4回ヤンセンファーマ メディアセミナー」が開かれ、国立精神・神経医療センターの高橋清久名誉総長が統合失調症に関して報告を行った。 名称変更から10年、「統合失調症」の現状は この日のセミナーは「統合失調症の現在-名称変更から10年、意識の変化と最新治療-」と題して開催された。同社は先月、統合失調症に関する理解と認識について、一般生活者に調査を実施。今回のセミナーは、その調査に基づく報告と提言が主題である。 また、今回の調査を監修した、国立精神・神経医療研究センターの名誉総長であり、財団法人精神・神経科学振興財団理事長を務める高橋清久氏が登壇した。 高橋名誉総長によると、統合失調症は10代後半から30代半ばまでの発症が多く、成人