ヨコスズ尾根で起きた強盗傷害事件 2005年5月26日、爽やかな五月晴れの午後2時39分、警視庁の通信指令本部から「日原で強盗事件発生」の第一報が奥多摩交番にもたらされた。日原集落のYさん宅に、顔中血だらけの男が駆け込んできて、「強盗にやられた」と110番を依頼してきたというものである。 交番にいた山岳救助隊員は騒然とした。日原駐在所の前田隊員は今日週休のため駐在所は留守である。私もあわてて拳銃を着け、耐刃防護衣(たいじんぼうごい)を着込み、在所していた田口救助隊長以下4名が先発としてパトカー2台に分乗し、サイレンを鳴らして緊急走行で日原に向かった。 110番したYさんの家は、日原集落でも一番高いところにある家だ。日原から三ツドッケとも呼ばれる天目山に続くヨコスズ尾根の登り口にある家で、車道終点から徒歩で5分ほど登ったところに、年老いた奥さんが1人で暮らしているはずだ。 息を切らせてYさん
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く