昨日のマイルチャンピオンシップで、中央、地方、海外を合わせて史上初のG1通算100勝を達成した武豊騎手の笑顔は、いつものように清々しかった。 前人未到の大記録とか、金字塔などの大げさな言葉で飾り立てるのも憚られる白い歯キラリ! そこから滑らかに流れてくる優しい語り口調に、さまざまなタイトルを獲得してきた重量は感じ取れない。 そこがユタカのいいところだと思う。早い話が、武豊というたった二文字の名前と同じく、とてもシンプルでわかりやすく、悔しいくらい爽やかだということかな! ユタカが健康でケガもなく乗り続けてくれれば、おのずと「この日」がやってくることくらい、誰もがわかっていた。 競馬のことを、ただ好きなだけでよくわかりもしない私だけど、ユタカと同じ年という微かな共通点と、自分の体内時計と照らし合わせてみれば、「まだ何も減ってはいないし、何も失くしてはいない」ということがよくわかる。まだまだ若