明度の錯覚と錯視効果から感じ取れる心理作用や認知的現象を理解すれば、デッサンや絵画の描き方を飛躍的に発展させることができます。 マッハバンド/マッハの帯(Mach Band) マッハバンド、またはマッハの帯と言われる図です。WHITEからBLACKの線であらわしたように、輝度が均一な領域が3つあり、それらの輝度を一定割合で変化した輝度勾配領域が結び付けています。 均一な領域から勾配領域の境目に物理的にないはずの勾配を知覚することができます。これらの現象を起こす帯をマッハバンドと言います。 シュブルール錯視(Chevreul illusion) シュブルール錯視はWHITEからBLACKの線であらわしたように、階段状に均一な輝度が並んでいるだけです。 物理的に均一な輝度領域の並びであるにもかかわらず、実際には波打って見えています。これは隣接した面が相対的に暗い面の境界は実際より暗く、明るい面