田代まさし、世間的には無限に逮捕と釈放を繰り返しているピーチ姫の如き人物としてお馴染みであろう。しかし……私に言わせれば田代まさしの真髄は犯罪ではない。実は日本ドゥーワップ史に残る偉大なミュージシャンであるのだが、数々の犯罪により偉業も消し飛んでいるのだ。もっと再評価されるべきではないか? そのために本稿を書いてみよう。 犯罪以外の田代まさしの所業をよく知らないという人でも、「め組のひと」はご存知の方が多いのではないだろうか。実はあれは田代まさしが構成員メンバーだったex.シャネルズ、ラッツ&スターのシングルだ。 「ランナウェイ」でスマッシュヒットを飛ばす前のシャネルズに目をつけていたのが何を隠そう日本有数のドゥーワップ狂いである山下達郎。友達もおらず1人でドゥーワップ道を探求していた山下達郎的には、ドゥーワップ集団の出現は到底信じられなかったらしく、存在そのものを当初は疑っている。 達郎

